焼いてそのまま? マーガリンを塗る? それとも…「高級食パン」はどうやって食べる?

2014/02/20 15:30

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元々専門店が発売する高級志向の食パンは静かなブームを起こしていたが、セブン&アイの「金の食パン」はそれに大きな火をつけることとなった。コンビニ大手各社、さらには製パン各社までもが力を注ぎ、新商品を続々と展開している。この「高級食パン」について、人々はどのような要素を求めているのだろうか。そして食べる時はいかに調理して口にするのか。トースト総合研究所が2014年2月18日に発表した、高級食パンに関する調査結果を元に見ていくことにする(【発表リリース:高級食パンに対するイメージや消費マインドについてのアンケート結果発表】)。


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今調査は2014年1月31日から2月1日にかけてインターネット経由で20代から60代の男女に対して実施された。有効回答数は500人。性別・世代構成比は非公開。

先行する今調査に関する記事にある通り、今調査対象母集団では5割近くの人が「高級食パン」(回答者自身が「高級食パン」と自認した食パン)を食べた経験があるとしている。

↑ 自分が認識している領域での「高級食パン」を購入したことがあるか(再録)
↑ 自分が認識している領域での「高級食パン」を購入したことがあるか(再録)

それではこの購入者たちは、「高級食パン」に何を求めているのだろうか。複数回答で聞いたところ、9割以上の人が「味」と回答した。

↑ 高級食パンに何を求めるか(購入者限定、複数回答)
↑ 高級食パンに何を求めるか(購入者限定、複数回答)

セブン&アイの「金の食パン」が大盛況を博したのも、その味わいにこだわりを示したのがポイントであるとされている。単に値段が普通の食パンより高いだけでなく、その価格に見合った高級感を実感できる味だからこそ、評価を得られた。「高級食パン」を求める人は、言葉通り味にうるさいだけに、その需要に応える商品を提供出来れば、非常に好意的なリピーターとなりうる。これもまた、売り手側からすれば見逃せない点である。

「風味」や「食感」などにこだわりを持つ人も多い。食パンはシンプルな食品なだけに、その分基本的な部分が目立つ形となる。6割強の人がこれらの要素を求めるのも納得がいく。

それではそれらの需要に応えた「高級食パン」を、購入者はどのようなスタイルで食しているのだろうか。もっとも多い回答は「(焼いて)バターをつけて食べる」だった。6割強の人がバター付と回答している。

↑ 高級食パンはどのようにして食べるか(購入者限定、複数回答)
↑ 高級食パンはどのようにして食べるか(購入者限定、複数回答)

上記にある通り「高級食パン」は風味や食感という需要にも多分に応える品質を誇っている。だからこそあえて焼くことすらせず、または焼いても何もつけずに、素材そのものの味を堪能している人がこれだけ多いのだろう。

何かをつける派では「バター」がトップ、そこからかなり下がって「マーガリン」「ジャム」「チーズ」と続く。香りの強いチーズが1割程度しかいないのは、やはり食パン自身の香りを存分に楽しみたいからに違いない。

あるいは逆に、このグラフの結果を見て、はじめて「何もつけずに食べる。そういうのもあるのか」と思う人もいるかもしれない。まだ未体験の人は、是非一度お試しあれ。「高級食パン」の地の旨味を知ることができよう。


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