検索エンジンの主要国でのシェア動向をグラフ化してみる(ICMR2013版)

2014/02/14 11:30

インターネット上には多種多様な情報があふれているが、その中から自分が望むものを探し出す手段の一つとして大いに使われているのがウェブサービスの「検索エンジン」。かつては多種多様な検索エンジンがしのぎを削っていたが、現在では数種類がメインに使われている。それでは各国の利用状況はいかなる状態となっているのだろうか。イギリスの情報通信省が2013年12月12日付で発表した、世界各国の通信業界・メディアの動向を収録した通信白書の最新版となる【International Communications Market Report 2013】から、主要国の上位検索エンジンにおける使用状況を見ていくことにしよう。

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次のグラフは上位検索エンジンであるGoogle、Bing、Yahoo!に関して、パソコンを用いて自宅、あるいは職場から普段使っているか否かを尋ねたもの。Googleの圧倒的優越状況が確認できる。

↑ 検索エンジン利用状況(デスクトップ・ノートパソコン経由、15歳以上、2013年8月)
↑ 検索エンジン利用状況(デスクトップ・ノートパソコン経由、15歳以上、2013年8月)

今回取り上げた主要国ではすべての国において、もっとも使われているのがGoogle。次いでBing、そしてYahoo!という状況にある。Bing、Yahoo!の利用率はGoogleにははるかに及ばず、Googleの独走状態となっている。

もっともイギリスやアメリカ、特にアメリカではBingやYahoo!も善戦を示している。イギリスではGoogleが82%と高値を維持しながらもBingやYahoo!が使われているが、アメリカではやや他国と比べてGoogleの利用率が落ちている。

他国と状況を異にするのが日本。Googleの最優位性には変わりはないものの他国と比べれば20%ポイント前後低く、さらにYahoo!が55%と大健闘している。これは昔からパソコンの初期設定状態でインストールされていたブラウザにおいて、Yahoo!がホームページとして設定されていたなど、「ネットの検索ならまずYahoo!」というスタイルが浸透していたのが大きな要因。

一方各検索エンジンの内部ロジックの観点で考えると、海外ではYahoo!はBing、日本ではYahoo!はGoogleのものを採用している(表示時点で独自の仕様を示しているが)ため、ほぼ同一のものと見なすことが出来る。つまり海外では「Google」対「Bing+Yahoo!」、日本では「Google+Yahoo!」対「Bing」という形になる。日本でも他国同様Googleによる圧倒感は変わらず、むしろイギリスやアメリカの方が均衡状態に近いと見ることができよう。



今件はパソコン経由での検索エンジンの利用性向。モバイル、特にスマートフォンではまた異なる動きを示すのだろうが、残念ながらICMR2013版てはモバイルの検索関連の報告は無い。日本国内の調査でもあまり見聞きしたことは無いが、確認できる報告があれば、逐次精査していくことにしよう。


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