あなたは経験ありますか? 病院での「心から感謝」や「不快な思い」

2014/02/02 10:00

病院での医療行為も医者やスタッフが行うものである以上、患者との間におけるやりとりで、さまざまな人間同士の対立や好意の行きかいが生じ得る。メディケア生命保険が2014年1月29日付で発表した、病院選び・医者選びに関する調査結果によれば、1年以内に通院経験がある調査対象母集団では、5割の人が「心から感謝した」、7割近くの人が「不快な思いをした」経験を持っているという。今回はそのうち、後者について詳細な状況を見ていくことにする(【発表リリース:ー病院選び・医者選びに関する調査結果ー】)。

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今調査は1年以内に通院経験のある20代から50代の男女を対象に、2014年1月6日から8日にかけて、携帯電話を用いたインターネット経由で行われたもの。有効回答数は1000人。世代・性別で均等割り当て。調査実施機関はネットエイジア。

調査対象母集団ではこれまでに病院や医者に対して心から感謝をした経験がある人は50.5%、不快な思いを持った経験をしたことがある人は69.5%に達していた。

↑ これまでに、病院に行って心から感謝した経験/不快な思いをした経験があるか
↑ これまでに、病院に行って心から感謝した経験/不快な思いをした経験があるか

今件はこのうち、不快な思いにスポットライトを当てることにする。対象者に具体的な内容を複数回答で聞いたところ、最上位についたのは「医者などの横暴な態度」だった。56.3%が体験したと回答している。

↑ 病院で体験した不快な思い(複数回答、経験者限定)
↑ 病院で体験した不快な思い(複数回答、経験者限定)

トップの「横暴な態度」をはじめ、上位には医者から受けた不愉快な対応が上位を占めている。いくつかの理由が考えられるが、本当に医者側がそのような対応をした場合だけでなく、医学に関して知識の浅い患者側が医者側の説明を理解できず、あるいは望んだ結果では無かったことから、理不尽さを覚え、反発を覚えた結果として、「医者の応対が不愉快」と感じる結果に陥った可能性もある(当方は入院・通院の際に、実際そのような状況で、医者やスタッフが叱責されている場面を何度か見た経験がある)。この医者側、そして患者側のコミュニケーション力不足による結果と思われる結果は、「自分の話を聞いてくれない」「しっかり説明をしてくれない」などにも表れている。

他方、第三者から冷静に見ても、問題視されうる「不快な思い」の事由もある。「医者などの私語」「診断ミス」「清潔感の無さ」そして「セクハラ」「暴力」がその代表例。回答率はさほど高くないが、そのような項目への回答があること自体、重大な問題といえる。

これを男女別に見ると、概して女性の方が高い値を示している。

↑ 病院で体験した不快な思い(複数回答、経験者限定)(男女別)
↑ 病院で体験した不快な思い(複数回答、経験者限定)(男女別)

特に「医者の横暴な態度」「無愛想な態度」「説明をしてくれない」「話を聞いてくれない」「暴言を言われる」といった、感情が多分に出るコミュニケーションで、女性が高い値を示している。病気に関するやり取りである以上、医者側はもちろんだが患者も神経質にならざるを得ず、ちょっとしたすれ違いが激しい感情の対立として表れ、患者からは不快と認識されてしまうのだろうか。

また女性がセクハラを受けたとする回答は3.8%。単純計算だが約15人、調査対象母集団の女性全体比では約3%という計算になる。患者側の思い過ごし、思い違いが含まれているとしても、小さからぬ数字として、留意する必要があろう。


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