タブレット型端末を手にしたぞ、さてパソコンは…もう要らない?(2015年)

2015/01/17 10:02

ライフメディアのリサーチバンクでは2015年1月14日にタブレット型端末に関する調査結果を発表したが、その内容によると調査対象母集団のうち現在タブレット型端末を利用しておらず、購入を検討中、あるいは今後欲しいと思っている人では、仮にタブレット型端末を調達できたとしてもパソコンは引き続き必要であるとの考えを持つ人が9割近くを占めていることが分かった。「パソコンは不要」との考えは1割を切っている(【発表リリース:タブレット端末に関する調査(2015年)】)。

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今調査は2014年12月26日から2015年1月7日にかけて10代から60代の男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2400件。男女比、10歳区切りの世代構成比は均等割り当て。

今調査を基にした、先に掲載済みの記事【タブレット型端末の保有率22%、非保有者も1/3は「今後欲しい」(2015年)】で解説の通り、現時点では22%の人がタブレット型端末を保有しており、未所有者は78%。そしてその未所有者のうちほぼ4割が今後タブレット型端末を欲しい、具体的には「現在すでに購入を検討している」「今後欲しいと考えている」いずれかの考えを持っている。

↑  今後、タブレット型端末を購入・利用したいか(現在持っていない人限定)(2015年)(再録)
↑ 今後、タブレット型端末を購入・利用したいか(現在持っていない人限定)(2015年)(再録)

この「今タブレット型端末は無いが今後欲しい、買うつもり」の人達に、仮にタブレット型端末を調達して利用するようになった場合、普通のパソコン(デスクトップ、ノートを問わず)は自分に必要か否かを聞いた結果が次のグラフ。

↑ タブレット型端末を利用するようになった場合、普通のパソコンは必要だと思うか(2015年)(択一、タブレット型端末を購入予定か、欲しいと思う人限定)
↑ タブレット型端末を利用するようになった場合、普通のパソコンは必要だと思うか(2015年)(択一、タブレット型端末を購入予定か、欲しいと思う人限定)

全体では89.6%が「タブレット型端末を購入・利用しても、パソコンは引き続き必要」だとしている(必要+時々必要の合計)。「分からない」は3.4%、そして「パソコン不必要派」、言い換えれば「タブレット型端末が使えるようになれば、今までパソコンでやっていたことをタブレット型端末で行うので、パソコンはもう要らない」とする意見は7.0%に留まっている。多くの人はタブレット型端末はそれ自身便利で有意義な端末ではあるものの、パソコンでやっていることのすべてを代替させるまでには機能的に及ばないとする考えなのだろう。

また別項目でタブレット型端末を保有していない人における「タブレット型端末調達後、どのようなシーンで使うつもりか」を聞いた結果を見ると、仕事や勉強、実用は少数で、多くはホビーやエンタメ、プライベート用のツールとして期待されているのが分かる。

↑ タブレット型端末を利用するとしたら、どのような時に利用したいか(2015年)(複数回答、タブレット型端末を購入予定、欲しいと思う人限定)(再録)
↑ タブレット型端末を利用するとしたら、どのような時に利用したいか(2015年)(複数回答、タブレット型端末を購入予定、欲しいと思う人限定)(再録)

機動力の高さから、特にホビー・エンタメサイドでパソコン以上の活躍が期待できるタブレット型端末ではあるが、パソコンを使った用事のすべてを任せるまでには至らない。タブレット型端末だからこそ新たにできること、タブレット型端末ならパソコン以上に便利に使えることも多いが、引き続きパソコンの方が使いやすい事例も少なくないという次第。

Microsoft Surface男女別に見ると男性よりは女性の方が、「必要派」でも必要度合いの強度が低く、「不用派」の回答率も高いものとなっている。これも「タブレット型端末を調達した後の利用スタイル」と見比べると、納得がいく。要は女性の方がホビー、エンタメ、くつろぎ目的でパソコンを利用している事例が多いため、それらの行動の代替度が高いタブレット型端末があれば、パソコンの必要性は低くなり、要らないとする意見も(多少ではあるが)多くなる。他方男性は仕事や勉強でパソコンを使う人も多く、それらはタブレット型端末で代替し切ることが難しいため、たとえタブレット型端末を使い始めてもパソコンを手放すことは難しいという具合である。

もっとも今後、タブレット型端末がさらに高性能化し、オプションとしてのキーボードの普及も広まると、タブレット型端末と(ノート)パソコンとの境界線があいまいになる(既に一部製品ではその傾向が強くなっている)。そのような状況が進んでくると、それでもパソコンが必要になるのか否かについては、判断が変わってくるかもしれない。


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