「パソコン代わりに使える」「持ち運びに便利」「画面が大きくて見やすい」タブレット型端末が欲しい人の、その理由(2015年)

2015/01/16 15:46

ライフメディアのリサーチバンクは2015年1月14日に同公式サイトにおいて、タブレット型端末に係わる調査結果を発表した。その内容によれば調査対象母集団のうち、現在タブレット型端末を保有していないが、現在購入検討中の人・将来は欲しい人においては、その理由としてもっとも多くの人が挙げたのは「PC(パソコン)の代わりに使えそう」だった。6割近くの人がそれを購入希望理由に挙げている。次いで「持ち運びに便利そう」「画面が大きくて見やすそう」などを上位に挙げている(【発表リリース:タブレット端末に関する調査(2015年)】)。

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今調査は2014年12月26日から2015年1月7日にかけて10代から60代の男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2400件。男女比、10歳区切りの世代構成比は均等割り当て。

今調査を精査した先行記事【タブレット型端末の保有率22%、非保有者も1/3は「今後欲しい」(2015年)】でも解説しているが、現時点では22%の人がタブレット型端末を保有し、78%の人が未所有。その未所有者の中では4割近くがタブレット型端末を欲しい(現時点で購入検討、将来ほしい)と考えている。

↑ 今後、タブレット型端末を購入・利用したいか(現在持っていない人限定)(2015年)(再録)
↑ 今後、タブレット型端末を購入・利用したいか(現在持っていない人限定)(2015年)(再録)

それではこの「現在購入検討者」「今後欲しい」を合わせた「今タブレット型端末は持っていないが今後欲しい人」達は、どうしてタブレット型端末を欲しい・使いたいと思っているのだろうか。複数回答で尋ねた結果が次のグラフ。

↑ なぜタブレット型端末を購入・利用したいと思うのか(2015年)(複数回答、タブレット型端末を購入予定、欲しいと思う人限定)
↑ なぜタブレット型端末を購入・利用したいと思うのか(2015年)(複数回答、タブレット型端末を購入予定、欲しいと思う人限定)

最上位として挙げられた理由は「パソコン(PC)の代わりに使えそう」。次いで「持ち運びに便利そう」。機動力の高さ(デスクトップやノートPCと比較して、という意味だが)が高く評価されている

先行する、そして今件と逆の内容に関して精査した記事【「パソコンで十分」タブレット型端末不要論者、その理由とは(2015年)】などで解説している通り、タブレット型端末は「PC」と「スマートフォン」の良い所取りをした立ち位置にあるハード。そのメリットとして挙げられる「PCの代わりに使える」そして「スマートフォンのように、少なくともパソコンよりは持ち運びに便利そう(機動力の高さ)」が、タブレット型端末への興味関心における上位陣として名前を連ねている。

第4位の「手軽にネットが出来る」も、「PC」に「ネットブック」(ノートパソコンよりもさらにシンプルなミニパソコン。インターネット接続や簡単なワープロ打ち用の端末として位置づけられ、数年前まで流行した)が含まれていることを考慮すれば、実質的にこの領域、つまり「パソコンのようなことが高機動性を有したまま出来る」に含まれると考えて良い。また起動時間を大いに短縮し、ほぼ瞬時に立ち上げてインターネットにアクセスできる手軽さも評価されていると考えられる。パソコンを使ってインターネットをしようと思ったら、電源を入れてから起動し終えてブラウザを展開するなりアプリケーションを立ち上げるまで、一体何分かかるだろうか。実際にはわずか数分だが、「使いたい」と思ったその時点ですぐに使えない場合、その数分は数十分にも数時間にも思えて来るし、「使いたい」衝動・気概が薄れてしまいかねない。

他方、スマートフォンと比べ、より上位的な使い方が出来るので欲しいとする意見もある。「(スマホよりも)画面が大きくて見やすい」「スマホよりも使いやすそう」などが挙げられる。

アマゾンが展開しているキンドルに代表されるような、電子書籍リーダーとしての使い道に該当する「電子書籍を利用したい」との回答は1割足らずでしかない。


↑ 以前放映されたアマゾンのKindle Fire HDXのテレビCM。上位機種ではあるがキンドルのCMにも関わらず、電子書籍周りの話は一切出てこず、パソコン的、マルチメディア端末的な使い方が出来ることをアピールしている。【直接リンクはこちら:Kindle Fire HDX 家族写真編】

これらの動きを見ると、現在タブレット型端末を欲しいと考えている人の多くは「パソコンよりも機動性が高くて似たようなことが出来るから」を理由としており、「スマートフォンよりも色々なことが出来るから」を理由にしている人は比較的に少ないように思える。言い換えれば「パソコンの子機的、廉価代替機的な感覚」の端末として求めているようだ。詳しくは別の機会に改めて解説するが、タブレット型端末を保有したいと考えている人の多くが、たとえタブレット型端末を利用するようになっても、パソコンは引き続き必要であると考えていることからも裏付けできる。



ちなみにタブレット機が欲しい人たちに、どの位の画面の大きさの機種が欲しいかを聞いた結果が次のグラフ。

↑ もっとも欲しいと思っているタブレット型端末の液晶サイズは(2015年)(択一、タブレット型端末を購入予定、欲しいと思う人限定)
↑ もっとも欲しいと思っているタブレット型端末の液晶サイズは(2015年)(択一、タブレット型端末を購入予定、欲しいと思う人限定)

具体的なサイズを指定している人に限れば、男女とも8-10インチ未満が一番人気。男性は10インチ以上が二番人気で、女性は6インチ未満が二番人気となっている。持ち運びのし易さ上、価格の上では小さい方が良いが、使い勝手は画面が大きい方がありがたい。色々と悩んだ末の選択だと思われる。もっとも男性でも4割近く、女性では5割以上が「未定・分からない」。多くの購入希望者は画面サイズの選択まで考えが回らない状態なのだろう。


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