減退する新成人の「クルマへのあこがれ」

2014/01/13 14:00

ソニー損保は2014年1月9日付で同公式サイトにおいて、2014年に成人式を迎える新成人を対象としたカーライフ意識調査の結果を発表した。それによると少なくとも直近4年間、2011年以降においては、2012年をピークとして各年の新成人における車へのあこがれ感は減退の動きを示していることが分かった。特に都心部での減り方が著しい(【発表リリース:ソニー損保、「2014年 新成人のカーライフ意識調査」】)。

スポンサードリンク


今調査のうち直近年の分は2013年11月28日から12月9日にかけて、2014年に成人式を迎える新成人に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1。調査実施機関はネットエイジア。

先行記事で若年層と車の関係について、「環境変化から娯楽ツールとしての価値は薄らいでいる」「都心部では移動ツールとしての価値も低下中」「興味関心はそれなりにあるものの、経済的理由が所有のハードルとなっている」などを調査結果として挙げた。

↑ 車を所有する経済的な余裕がない(当てはまる派合計)(再録)
↑ 車を所有する経済的な余裕がない(当てはまる派合計)(再録)

それでは車に対するあこがれ感は、この数年でどのように変化したのか、あるいはしなかったのか……というのが今回項目の焦点。同様の調査スタイルで、該当する項目が調査内に存在した2011年以降について、「車に興味がある」「同世代で車を所有している人はカッコイイと思う」に同意を示す人の割合の変移を示したのが次のグラフ。

↑ 車に興味がある(2011-2014年)
↑ 車に興味がある(2011-2014年)

↑ 同世代で車を所有している人はカッコイイと思う(2011-2014年)
↑ 同世代で車を所有している人はカッコイイと思う(2011-2014年)

車への興味は女性よりも男性、都心部在住者よりも地方在住者の方が高めに出る。これは多分に男性は娯楽性から、地方在住者は移動の足として欠かせないからというのがその理由。そしていずれの属性でも2012年をピークに、この数年は総じて漸減する動きを示している。特に都心部居住の男性における減り方が著しい。

同世代の車所有者へカッコよさを覚える人の割合では、地方よりも都心部の方が、男性よりも女性の方が高い値を示している。女性の値が高いのは、娯楽面で男性が使う事例を想定しているのだろう。また、地方では実用として多用される場合が多く、カッコよさを覚えるような事例は想定しにくいのかもしれない。そしてこちらも、2012年をピークに減少しており、特に都心部在住の女性に著しい下げ方が見受けられる。

リリースではこの動きについて「車に対する興味や憧れが、都市部に住む若年層で薄れてきている様子がうかがえます」と説明している。今件はあくまでも毎年成人式を迎える新成人に対する調査の結果動向だが、若年層全体の意見を代表したものと見てもあながち間違いではない。

車へのあこがれ感の低下は、必然的に車離れに直結する。原因は多々あるだろうが、少なくとも事象として車が、せん望の対象には成らなくなってきていることは確認できよう。


■関連記事:
【「若者の車離れ」都心部で深刻化】
【クルマからスマホへ…若者のパートナーの変化】
【自動車も食生活も住宅も そこそこ満足 今の若者】
【外より家、遠出より近所……変わる若年層のライフスタイル】
【車の負担、ガソリン代や自動車税よりも重く感じるのは?】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー