LINEやツイッターが伸び、mixiが落ちる…新成人のソーシャルメディア事情

2014/01/09 11:30

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マクロミルは2014年1月8日、今年成人式を迎える新成人を対象にした調査の結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、ソーシャルメディアの類では「LINE」を使っている人が最も多く、約8割を占めていることが分かった。次いでツイッター、Facebookと続いている。前年の同趣旨の調査結果と比較すると、LINEやツイッターの利用率が上昇し、mixiが大きく下落しているのが確認できる(【発表リリース:2014年 新成人に関する調査】)。


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今調査は2014年成人式の参加対象となる人を対象にインターネット経由で2013年12月5日に行われたもので、有効回答数は500人。男女比は1対1。

それによると調査対象母集団においては、ソーシャルメディアの類(LINEは厳密にはソーシャルメディアでは無いので「類」と表現している)のうち、もっとも高い利用率を示したのは「LINE」だった。81.6%の人が用いている。

↑ 現在利用しているソーシャルメディアの類は(複数回答)(新成人対照)
↑ 現在利用しているソーシャルメディアの類は(複数回答)(新成人対照)

次いで多いのは「ツイッター」の67.0%。「Facebook」が48.8%と続く。ここまでが大体半数程度以上の利用率で、それ以降の「mixi」「Google+」「Mobage」などは10%内外に留まっている。ソーシャルメディアなどコミュニケーション・情報取得ツールの類は、利用者数が多ければ多いほど便益も高まるというもの。それを考慮すれば、事実上新成人が主に活用しているソーシャルメディアの類は、上位3サービスと見ても良いだろう。

今グラフには見てお分かりの通り、昨年に成人式を迎えた当時の新成人から得た値、つまり1年前の調査結果も併記されている。これだけでも各サービスの新成人(≒若年層)の利用性向の変化が見て取れるが、これについて単純に差異を計算してグラフ化したのが次の図となる。

↑ 現在利用しているソーシャルメディアの類は(複数回答)(新成人対照)(2013年から2014年への変異)
↑ 現在利用しているソーシャルメディアの類は(複数回答)(新成人対照)(2013年から2014年への変異)

他のソーシャルメディアの利用状況を調べた結果でも語られていることではあるが、若年層における「LINE」の急速な浸透ぶりが改めて確認できる。それと共に「ツイッター」が伸びていること、「mixi」が大きく後退していること、他のサービスも押し並べて値を減らし、半ば上位陣にシェアを食われている様子がうかがえる。

また「SNSを使っていない」人の割合が減っているのにも注目したい。これは見方を変えると、ソーシャルメディアを使っている新成人の割合が増加していることを意味する。主に同世代におけるスマートフォンの普及率向上に伴い、操作運用のし易いソーシャルメディアがより多くの人に使用されるようになったと考えれば、容易にこの動きへの理解納得もできるというものだ。


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