若者はスマホにノートPC、シニアは一般携帯にデスクトップPC…米世代間デジタルギャップをグラフ化してみる

2014/01/15 11:30

アメリカの大手民間調査機関【ギャラップ社】は2014年1月6日付で同社公式サイトにおいて、同国における世代間・時代間の技術ギャップに関する調査結果を発表した。今回はその公開データの中から、2013年時点における若者とシニア層のデジタルギャップを、所有率の違いを通して確認する(【発表リリース:Americans' Tech Tastes Change With Times】)。

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今調査は2013年12月5日から8日に渡って、無作為標本抽出で選ばれた18歳以上のアメリカ合衆国在住の人に対し、電話による対話形式(英語・スペイン語)によるインタビューで行われたもので、有効回答数は1031人。固定電話と携帯電話がほぼ半数ずつ。国勢調査の結果に基づいたウェイトバックが行われている。

まずはシニア層(65歳以上)におけるデジタル系商品の所有(=利用)性向を見ていくことにする。

↑ 次の商品を個人的に所有しているか(アメリカ、2013年)(65歳以上)
↑ 次の商品を個人的に所有しているか(アメリカ、2013年)(65歳以上)

CATVやVCR(Video Cassette Recorder。カセットを使うタイプの映像記録装置)、DVD・ブルーレイプレイヤーなどのテレビ視聴系アイテムは概して高い。また、現在世代交代中のデジタル機器、例えば一般携帯電話とスマートフォンでは、旧来タイプの機器の方が所有率が高いのも特徴。一方でゲーム機はさておくとしても、タブレット機や電子書籍端末、iPodなどのMP3プレイヤーの所有率は低めとなっている。

そこで同じような集計を若年層(18-29歳)にも行い、若年層が高い値を示したもの、高齢層が高い回答率を示しているものそれぞれに区分した結果が次のグラフ。

↑ 次の商品を個人的に所有しているか(アメリカ、2013年)(18-29歳と65歳以上)
↑ 次の商品を個人的に所有しているか(アメリカ、2013年)(18-29歳と65歳以上)

若年層の所有率が高いのはスマートフォン、ゲーム機、ネットストリーミングサービス、ノートパソコン。シニア層では衛星放送、CATV、デスクトップパソコン、VCR、一般携帯電話。差異がさほど大きくないものもいくつかあるが、複数で代替しうるもの、世代交代のさなかにあるものにおいて、旧来機でシニア層、新世代機で若年層が高い値を示している。

恐らくはデジタル機器に限った話ではないのだろうが、物品・道具の世代交代が起きる際には、旧来のものに使い慣れていた高齢層が古いタイプのものを使い続け、若年層が新しいものを手に取り使いこなし、それぞれの世代で異なる普及率を示すことになる。デジタル機器では多数の商品において、同時に、しかもスピーディに世代交代が起きているようであり、その一端を垣間見ることができるデータといえよう。


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