より米社会に浸透するソーシャルメディア…Facebookとツイッターの米利用性向をグラフ化してみる

2014/01/09 08:30

米民間調査機関【Pew Research Center】は2013年12月30日付で、同国内におけるソーシャルメディアの利用状況を調査した報告書【Social Media Update 2013】を公開した。それによると米成人のインターネット利用者のうち71%はFacebookの、18%はツイッター(Twitter)の利用経験があることが分かった。いずれも前年の同様調査結果から数%ポイントの上昇を示している。Facebookは世代間格差がやや見られるものの、その他の属性による区切りではほとんど利用性向の差が無く、深く浸透しているようすがうかがえる。

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断トツのFacebook、続くLinkedIn


今調査は2013年8月7日から9月16日にかけて、アメリカ合衆国内に住む18歳以上の人に対してRDD形式で選ばれた電話によるインタビュー形式で英語・スペイン語にて行われたもので、有効回答数は1801人。固定電話利用者は901人・携帯電話利用者は900人(うち固定電話非保有者は482人)。インターネット利用者は1445人(80.2%)。2010年の国勢調査の結果によるウェイトバックが実施されている。

インターネットやモバイル端末、特にスマートフォンの普及に連れて、急速に日常生活内に浸透しつつあるソーシャルメディア。ネット環境でもソーシャルメディアそのものにおいても日本を先行する動きを見せているアメリカでは、どこまで普及しているのだろうか。インターネット利用者に主要ソーシャルメディアの利用経験を聞いた結果が次のグラフだが、やはりFacebookが抜きんでてトップの値を示している。

↑ ソーシャルメディア利用経験(米、ネット利用者限定)
↑ ソーシャルメディア利用経験(米、ネット利用者限定)

2013年時点では71%。ネット非利用者も含めた米成人の利用率を知るにはこの値に0.802をかければよいので、概算すると57%ほどになる。

次いで多いのはLinkedIn。日本ではあまり馴染みは無いが、就職活動をはじめビジネス系では大いに利用されている。そのため実務的利用としての利用者が多いのだろう。続いてPinterest、ツイッター、Instagramと続くが大体横並びで2割前後。

経年別に見ると、どのソーシャルメディアも確実に利用率は上昇している。Facebookは天井感もあるが、それでもなお増加%ポイントは他のソーシャルメディアと変わらない。

世代別以外は属性の枠を超えて広まるFacebook


5つのソーシャルメディアのうち、日本でも深く浸透し始めているFacebookとツイッターについて、属性別の利用性向を確認したのが次以降のグラフ。まずはFacebook。

↑ Facebook利用経験(米、ネット利用者限定、2013年8月)
↑ Facebook利用経験(米、ネット利用者限定、2013年8月)

男女別では男性が、世代別ではシニア層がやや低い値を示すが、それ以外はほとんど属性別の違いは無く、7割前後を示している。いかにFacebookが幅広く広まり、利用されているのか、改めて認識できる。また、見方を変えれば65歳以上のネット利用者ですら半数近くがFacebookを使っていることになる。「インターネットを介した連絡」が「Facebookでの連絡」に等しい意味合いになる…という話もあながち冗談では無くなってきた。

Facebookとは相反する性質を持つツイッターはどうだろうか。

↑ ツイッター利用経験(米、ネット利用者限定、2013年8月)
↑ ツイッター利用経験(米、ネット利用者限定、2013年8月)

世代別の利用性向の違いはFacebookと同じ、いやむしろ世代間格差がより大きくなっている。若年層の利用性向の大きさは日本と同じだろうか(もっとも最近の日本では、若年層はLINEに夢中だが)。

居住地域別では地方居住者の利用率が低いのが目に留まる。これは日常の生活様式・リズムの中で、ツイッターが利用されやすい「すき間時間」、特に公共交通機関の利用性向の多い少ないが影響しているものと考えられる。いずれにせよ、利用率はFacebookと比べればはるかに少ない。

日本ではむしろ逆に、Facebookよりもツイッターの方がより多くの人に用いられている感がある。言語的なハードルや実名主義への反応、本格的に日本に展開しはじめたタイミングの違いが大きな要因。アメリカでも上記グラフにある通り、他のソーシャルメディア同様ツイッターも少しずつ利用者は増えているが、日本のような状況には達しないかもしれない。


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