2024年の新成人は106万人…新成人人口の推移(最新)

2023/12/31 17:24

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2023-1231総務省統計局は2023年12月31日、2024年1月1日現在における「辰(たつ)年生まれ」の人口と「新成人」の人口の推計データを発表した。それによれば辰(たつ)年生まれの人口は1005万人で、新成人の人口は106万人との推計となった(【発表リリース:「辰(たつ)年生まれ」と「新成人」の人口-令和6年 新年にちなんで- (「人口推計」から)】)。

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辰(たつ)年生まれの人口は1005万人で、そのうち男性は488万人・女性は517万人。総人口1億2413万人に占める比率は8.1%。出生年別に見ると、2024年中に48歳になる昭和51年(1976年)生まれの人が180万人でもっとも多い。次いで多いのは昭和27年(1952年)生まれの人と昭和39年(1964年)生まれの人で163万人。また辰(たつ)年生まれの人口は十二支の中では9番目に多い人数となっている。もっとも多いのは丑(うし)年生まれで1113万人。

一方、新成人の人口は106万人。2022年4月1日、成年年齢を20歳から18歳に引き下げることを内容とする、民法の一部を改正する法律(平成30年法律第59号。以下「改正法」)が施行され、成人年齢は18歳となっている。グラフでは2023年までが20歳、2024年以降は18歳の値を反映させている。

↑ 新成人人口(万人)(各年1月1日現在)
↑ 新成人人口(万人)(各年1月1日現在)

↑ 新成人人口(万人)(各年1月1日現在、2001年以降)
↑ 新成人人口(万人)(各年1月1日現在、2001年以降)

新成人の人口推移を見ると、グラフ左側にある1970年が一番多い。これは第一次ベビーブーム世代が成人に達したのが原因。その後減少を続けているが、1980年以降再び増加に転じ、第二次ベビーブーム世代の人が成人に達する1995年前後にピークを見せる。その後減少傾向を再開し、今はそれが継続中の状態にある。

今回発表された2024年の新成人106万人は、値が公開されている1968年以降においては過去最少。新成人の総人口比は0.86%で、こちらも過去最少。

グラフ上、1987年に大きなへこみが生じているのが目にとまる。これは昭和41年・丙午年生まれの人が成人した年。いわゆる「丙午信仰・迷信」により出産数が極端に少なかったことに起因するもの。これが主な原因で、上記にある通り十二支では丙午生まれの人口がもっとも少なくなっている。このように視覚化すると、ここまではっきりとした動向が確認できる次第である。歴史的事実として覚えておくとよいだろう。

なお2024年の前年からの減少度合いが大きなものとなっているが、これは20歳よりは19歳、19歳よりは18歳の方が人口が少ないのが一因(少子化が進んでいる)。2023年は20歳、2024年は18歳の値を用いているため、急激な減少に見えている次第である。


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