スマホゲームで一番人気のジャンルはなんだろう?
2013/12/30 10:00

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今調査は2013年12月9日から11日にかけて、普段からスマートフォンのゲームで遊んでいる15-69歳の男女を対象にインターネット経由で行ったもので、有効回答数は700人。男女比、世代構成比などは未公開。iPhone・Android比は1対1。またシステムレベルでゲームのタイプは「アプリ(AppStoreなどからダウンロードして遊ぶゲーム)」と「ブラウザゲーム(Ameba、GREE、Mobageなどのマイページから遊ぶゲーム)」に二分されている。
調査対象母集団に対し、自分が普段遊んでいるゲームのタイプを聞いた結果が次のグラフ。過半数はアプリのみ、ブラウザゲームのみは15%程度となり、双方を遊んでいる人が1/4近くという結果になった。

↑ スマートフォンユーザーが普段遊んでいるゲームのタイプ
見方を変えれば、84.9%はアプリゲーム、39.7%がブラウザゲームをたしなんでいるという計算にもなる。いずれにしてもアプリゲームの優位性には変わりは無い。収録されているゲームそのもののタイトルも一因だが、ゲームポータルとしての位置づけを有するAmeba、GREE、Mobageなどが、その意図ほどには使われていないことが分かる。
それでは具体的にはどのようなジャンルのゲームが好まれているか。複数回答で尋ねた結果が次のグラフ。

↑ 良く遊んでいるスマートフォンゲームのジャンル
抜きんでる形でトップにあるのはパズルRPG。ワンプレーが気軽に短時間で行え、ある程度の戦略性・継続性も有している。パズルとロールプレイングゲームの美味しい所取りという感じで、機動力に長けてすき間時間でのプレイスタイルが多くなるスマートフォンゲームとしては、多くの支持を集める形となったのだろう。スマートフォンゲーム界隈を大きく動かした『パズル&ドラゴンズ』もこのジャンルである。
それに続くのはカジュアルゲーム。パソコンなどでも初期設定の状態から入っている麻雀やシンプルなパズルゲームの類で、ボードゲームなど非デジタル系でも世間一般に知られているタイプのものが多い。だからこそ誰もが気軽にたしなむことができ、遊ばれている。第3位のカードゲームもほぼそれと立ち位置を同じくする。

元祖RPGは元の機種での人気を思い返せばもう少しプレイヤーが多くても良さそうなものだが、スマートフォンという場では後発組に属することに加え、プレイスタイルとの相性もあってか、元機種ほどでの普及感は無い。面白さそのものは個々のゲームによりけりだが、普通に腰を据えて長時間熱中するのが基本のパソコンや家庭用ゲーム機向けタイトル、ある程度の機動力は有しているが、やはりそれなりに一度に長時間をかけて、熱中することが求められる携帯ゲーム機のソフトと異なり、「すき間時間」「リラックスタイム」でのプレイが多分を占めるスマートフォンでは、好まれるジャンルが違ってくるということなのだろう。
見方を変えれば、パソコンや家庭用ゲーム機で流行ったゲームをそのままスマートフォンに移植しても、同じような人気が得られるとは限らないことになる。スマートフォンというプラットフォームの特質を活かした変更が欠かせない、ということだ。
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