意外? 当然?! ネット通販でのスマホ利用率を探る

2013/12/17 14:30

ジャドマ通販研究所は2013年10月8日、ネット通販の利用実態調査の結果を発表した。それによると過去1年にネット通販を利用した経験がある調査対象母集団では、そのうち2割近くがスマートフォンを使って利用していたことが分かった。世代別では若年層ほど高い利用率を示している。また利用ソーシャルメディア別ではLINE利用者が高い値を示していた(【発表リリース:「ネット通販に関する消費者実態調査2013」】)。

スポンサードリンク


今調査は2013年8月30日から9月3日にかけて携帯電話を利用したインターネット経由で、過去1年以内にインターネット通販を利用した経験がある、15歳から69歳の男女に対して行われたもので、有効回答数は1000件。男女比、世代構成比は均等割り当て。実施機関はネットエイジア。

今調査対象母集団に対し、過去一年間で利用したインターネット通販に関して、どのような端末を使ったかを尋ね、そのうちスマートフォン利用率を抽出したのが次のグラフ。ネット通販を複数回利用した事例もありうるが、一度でも利用すれば回答に該当する。またスマートフォンだけでなくパソコンなど他の端末も利用した場合も含まれる(つまりスマートフォン単独利用者に限らない)。

↑ インターネット通販で利用した端末(世代別)(単独、PC兼用を合わせスマートフォンを利用した割合)
↑ インターネット通販で利用した端末(世代別)(単独、PC兼用を合わせスマートフォンを利用した割合)

後述するが全体では2割に届かない「スマホ通販利用率」も、20代までに限れば1/3を超える。30代以降になると利用率は急速に低下し、60代では0.6%しかいない。これは多分に、スマートフォン利用率そのものが高齢者ほど低いのに加え、たとえスマートフォンを使っていても決済などの複雑な操作には慣れていない・敬遠しがちであることが原因。もちろん見方を変えれば、若年層を中心にネット通販でスマートフォンを大いに利用する向きがあるともいえる。

また、主要ソーシャルメディアの利用者別に、スマートフォンでの通販利用率を見たのが次のグラフ(厳密にはLINEはソーシャルメディアの分類からは外れるが、今件ではひとまとめにしておく)。

↑ インターネット通販で利用した端末(使用ソーシャルメディア別)(単独、PC兼用を合わせスマートフォンを利用した割合)
↑ インターネット通販で利用した端末(使用ソーシャルメディア別)(単独、PC兼用を合わせスマートフォンを利用した割合)

調査対象母集団全体では19.7%でしかない利用率も、ソーシャルメディア利用者は3割から4割の値を示している。多分にスマートフォンの利用に慣れているのに加え、ソーシャルメディア内で紹介・お薦めされた商品を、その情報をきっかけに、あるいは衝動的に購入してしまう事例が多分にあるからだと考えられる。

中でもLINE利用者のスマートフォンによるネット通販利用率が4割を超えているが、これはLINEにおけるコミュニケーションの内容が他のソーシャルメディアよりも濃く、近しい間柄同士での場合が多く、その場で薦められた商品に対する信頼度・傾注度も高いものになるからだと考えられる。またLINE利用者におけるスマートフォンの利用性向の高さも一因だろう。

今後スマートフォンの普及が進むに連れ、当然スマートフォン経由での通販利用者も増えてくる。機動性の高さを考慮すれば、多種多様な可能性が見えてくるが、同時にリスクへの懸念も増してくる。特に若年層における利用には、保護者は十分注意を払ってほしいものだ。


■関連記事:
【6%という実態…米小売店に影響を及ぼす「ショールーミング」の存在】
【高齢者もネットショップやスーパー、コンビニへ】
【「店頭商品で気になること、スマートフォンで検索」は4割強】
【スマートフォンとタブレット機、ネット通販での買い物性向を探る】
【「PCメインでスマホはサブ」スマホとPC両方持つ人が、今後ネットショッピングに使うのは?】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー