子供に個室を与えるか否か、それが問題だ

2013/12/16 14:30

セルコホームでは2013年12月10日に、「子供の成長と住宅選び」を題材とする調査結果を発表した。それによれば高校生以下の子供を有する中堅層までの世帯の調査対象母集団では、自分の子供に子供部屋(個室)を与えても良いと考えている人は98%に達していることが分かった。ただし一定の年齢に達したらという条件付きで考えている人は3/4に登り、何歳からでもOKとする人は2割強に留まっている。条件付きで考えている人における、平均許可年齢は9.0歳で、これは小学校の中学年から高学年に至る時期にあたる(【発表リリース:「子どもの成長と住宅選びに関する調査」】)。

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「子供に個室はダメ」は2.3%のみ


今調査は2013年11月21日から26日に渡り、高校生以下の子供がいる25歳から44歳の男女に対し、携帯電話を用いたインターネット経由で実施されたもの。有効回答数は2000人で、男女比・5歳区切りの世代区分にて均等割り当て。一戸建て・集合住宅居住比率は51.2対48.8。調査実施機関はネットエイジア。

子供を有する世帯で悩み事の一つに挙げられるのが「子供部屋」問題。要は子供に個室を与えるか否かというもの。「個室を与える余裕が無い」という物理的ハードルは、少子化や住宅における広面積化需要の高まりを受け、無くなりつつある。むしろ情緒教育などの点で、個室を与えても良いのかという判断を、保護者は求められていることになる。

今件に関しては、与える時期を別にすればほとんどの人が「子供に個室を与えてもかまわない」とする意見を有していた。反対派は2.3%でしかない。

↑ 子供に子供部屋を与えても良いと思うか
↑ 子供に子供部屋を与えても良いと思うか

もっとも無条件に個室を与えても良いとする意見は22.9%でしかなく、74.9%は子供がある程度成長した時点で許可を与えるとしている。

回答者(=保護者)の性別では男性、世代別では若年層の方が、無条件派は多い。女性は子供と共にいる時間が長いため、個室にこもることへの不安感が大きいのかもしれない。

条件付きで個室OK。では何歳から?


子供部屋について「一定年齢に達したら個室OK」と回答した人に、それではどの位に成長したら個室を与えても良いと考えているのか、具体的な期間を尋ねた結果が次のグラフ。全体では小学校のうちに個室を良しとする意見が3/4近くを占め、平均年齢は9.0歳となった。これは小学校の中学年から高学年の年齢に該当する。

↑ いつ位から子供に子供部屋を与えても良いと思うか(時期条件付きでOKとした人限定)
↑ いつ位から子供に子供部屋を与えても良いと思うか(時期条件付きでOKとした人限定)

↑ いつ位から子供に子供部屋を与えても良いと思うか(時期条件付きでOKとした人限定)(平均許可年齢)
↑ いつ位から子供に子供部屋を与えても良いと思うか(時期条件付きでOKとした人限定)(平均許可年齢)

回答者の性別ではほとんど差異は無い。一方、世代別に見ると見事なまでに若年層ほど早期にOK、歳を重ねるほど許可年齢が積み増しされる動きを示している。

この傾向についてリリースでは特に解説は無いが、回答者の年齢が高いほど子供の年齢も上になる傾向があることから、「子供の成長に連れて早期から個室を与えることへの不安感が高まる」のが一因と思われる。またもう一つの仮説として、概して若年層回答者ほど開放的、歳を経るほど保守的になるという見方がある。子供の「現時点での」年齢別回答事例があれば、どちらの仮説がより適切かを確かめられるのだが、残念ながら今調査結果ではその値の公開はなされていない。

ともあれ、今件は「子供に個室を与えることにはほとんどの人が同意」「無制限派は2割強」「期限制限派は平均で子供が9歳になったら個室解放」とまとめることができる。案外具体的な数字が出ることが無い要件なので、覚えておくと良いだろう。


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