3割強は「笑いを取りやすい」…実会話のように使われるLINE

2013/12/09 09:30

ジャストシステムが2013年12月5日付で発表した、若年層におけるモバイル端末を使用したコミュニケーションサービスに係わる調査結果では、主にスマートフォンでLINEを用いる若年層の利用性向に関して、多彩な内容が語られている。今回はその中から、LINEでの会話のやり取りの際の内容や入力時の行動性向について確認をしていくことにする(【発表リリース:もはや一般名詞!?若者の6割以上が「LINEで連絡ちょうだい」ではなく「LINEちょうだい」】)。

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今調査はインターネット経由で2013年11月27日から29日に渡って、15歳から29歳の男女に対して行われたもの。有効回答数は800人で、男女比及び世代構成比(10代・20代)は均等割り当て。

先行記事で解説している通り、今調査対象母集団では52.1%の人が主要コミュニケーション系サービス(LINE、Facebook、ツイッター)のうち、LINEのアプリをもっともよく使っていると答えている。そのLINE多用者に、普段LINEを使う際の自分の行動性向について答えてもらった結果が次のグラフ。

↑ メッセージを送る時の自分の傾向(LINE利用者限定)
↑ メッセージを送る時の自分の傾向(LINE利用者限定)

「『確定』を押さずにそのまま送ることが多い」は42.3%が同意を示している。LINEの初期設定では入力した文字列を確定(改行)ボタンで確定し、その上で送信ボタンで送る仕様となっている。つまり入力までに2アクションが必要。これについて設定変更を行うことで、改行ボタンを送信ボタンに変更できる。つまり1アクション少なく出来る次第。その分高速にメッセージを送れるが、同時に最終確認的なセーフティを解除したことにもなる(チャットで文字を入力したそばから相手に伝わっていくのか、入力し終えてから送信ボタンで送信して相手に伝えるのかの違い)。少なくとも4割強が同意を示しているところを見ると、多分に口頭のような感覚でメッセージのやりとりをしていることがうかがえる。

一方で「しっかり考えてから送ることが多い」との意見も43.4%とほぼ同数に登る。双方同じ人が同意をしているわけでは無いが、「入力する前にはそれなりに頭の中で考え、まとまったらすぐにでも相手に伝えたい」という利用スタイルをしているようだ。

ワープロ機能が使えるインターネット上でのチャットでは、何かと難しい言い回しや普段使わないような言葉を使いがちなものだが、今件調査対象母集団では、LINE経由でそのような単語を使う人は3割足らずに留まっている。また「当てはまらない」層は今件選択肢の中で一番多い。若年層を対象としていることもあるが、通常の口頭による対話に近い感覚でのやり取りなのかもしれない。

また、通常よりも笑いを取りに行くことが多いとの人は31.3%。3割強を多いと見るか少ないと見るかは微妙なところだが、普段見知っている人がLINE経由では、より明るく、より軽快にジョークを飛ばしているという事例に遭遇した人も少なくあるまい。面と向かった対話でないのも、物おじせず、気さくに笑えるネタを使うのに寄与していると考えられる。「このギャグ、本人目の前にして話したら小恥ずかしくてとても無理だけど、LINEなら相手の顔を見ずに済むし、OKだな」という具合である。



頭の中ではそれなりに考えるが、まとまったら少しでも早く送信して相手に伝えたい、そして普段使わないような言葉はあまり使わない。実会話に近い感覚でメッセージを伝えたい意図が見えてくる感はある。一方で「意図的に笑いを取る」傾向がそれなりに高いことで、実際に面と面を突き合わせた会話よりも、軽快にやり取りが進む場合も多いものと思われる。他のソーシャルメディアと異なり、情報の閉鎖性が高いLINEならばなおさらのこと。

もっと「笑いを取りに行」っても、それが受けるとは限らない。場合によっては一層空気を冷えさせることにもなりかねないので注意が必要である。


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