「赤ちゃんが泣きやまない」のはおかしくない…厚生労働省、乳幼児揺さぶられ症候群の予防と「泣き」への対処法動画など公開

2013/12/01 10:00

厚生労働省は2013年11月28日、乳幼児における「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS、Shaken Baby Syndrome)」の予防と赤ちゃんの「泣き」への対処をつづった専用映像「赤ちゃんが泣きやまない」を一般公開し、SBSに関する啓蒙活動の強化を実施した。今映像はすでに2012年度末から全国の児童相談所、市町村などにDVDの形で配布しているが、今回ウェブを介して視聴できるようにすることで、より多くの人に赤ちゃんの泣きの特徴やSBSに対する理解と状況の改善を図りたいとしている(【発表リリース:乳幼児揺さぶられ症候群の予防と赤ちゃんの“泣き”への対処法の動画『赤ちゃんが泣きやまない』をホームページに掲載しました】)。

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↑ 該当映像。【直接リンクはこちら:赤ちゃんが泣きやまない-泣きへの対処と理解のために-】

「乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)」とは泣き止まない乳幼児に対して保護者が静止するために激しく揺さぶることなどによって、首がムチのようにしなって頭の中に大きな回転力が発し、脳の周辺の血管や神経が引きちぎられてしまうこと。この行為で乳幼児は泣き止むこともあるが、要求が満たされたことによるものでは無く、脳しんとうなどをおこしたことによるものであり、身体に各種の悪い影響を及ぼすリスクが生じる。

映像ではSBSの発症原因となる「激しい揺さぶりによる泣き止ませ行為」をしないよう強く促すと共に、乳幼児の泣き行為について「泣き方の特徴」「泣きにはピークがあること(生後1か月から2か月。生後5か月には収まってくる)」「泣いて当たり前であり、泣いても誰が悪いわけでは無い」と実態を伝え、対処法として「欲しがっていそうなものを色々と試してみる」「それでも泣き止まない場合は、安全な場所に寝かせて、その場を一時的に離れ保護者自身もリラックスしてみる」「高熱が出ていたり心配ならば医療機関を受診」と説明している。

これまでは公的機関の講習会などでしか視聴する機会の無かった映像ではあるが、今件のようにインターネット環境があれば誰もが観られる機会が得られたことは、有意義な話に違いない。SBSという名前は知らなくとも、該当行為をしてはいけないことは多分に知られている話ではあるが、常に新米の「乳幼児の保護者」が誕生している以上、十分に認識していない、知らない人が居てもおかしくは無い。一人でも多くの人に知ってもらえるよう、関係各機関には定期的に、繰り返し、啓蒙周知を望みたい。

やや余談になるが、子供が泣き止まない状況については今件映像や各種提示資料にあるガイダンスの他に、先日【重量約240キロで世界最大ギネス認定、ロッテのキャンディ「カフカ」の巨大版】で紹介した「カフカくんのイメージ映像」を用いるなど、効果があるとされているいくつかの映像を視聴させるのも手だろう。


↑ 泣き止み動画としてカフカの知名度を押し上げた「ふかふかかふかのうた」(公式動画)。【直接リンクはこちら:ロッテ カフカ "ふかふかかふかのうた"】

昨今ではスマートフォンやタブレット機などの普及が進み、パソコンを有していなくとも気軽に動画を視聴できるようになりつつある。今件啓蒙映像や各種「泣き止み動画」などを、一人でも多くの乳幼児を持つ、あるいは出産予定の保護者が視聴・利用し、少しでも状況の改善がなされることを願いたいところだ。


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