「食事中スマホは使わない」中高生では6割近くがしつけを受ける

2013/11/25 14:30

パルシステム生活協同組合連合会が2013年11月20日に発表した、家族の食卓に関する調査結果の内容によると、調査対象母集団の世帯においては、8割強が食事時に「いただきます」「ごちそうさま」のしつけを子供にしていることが分かった。食事の準備や後片付けの手伝いをさせる世帯は5割強に及ぶ。また子供が居る世帯全体では4割、子供の世代を中高生に絞ると約6割で「食事中は携帯やスマートフォンを使わないように」としつけており、食事中にもスマートフォンなどを使う子供が増えている状況がうかがえる(【発表リリース:「家族の食卓に関する調査2013」を集計しました】)。

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今調査は2013年11月1日から5日に渡って、携帯電話を用いたインターネット経由によって、20代から50代の既婚女性に対して行われた。有効回答数は1000件。世代構成比は10歳区切りで均等割り当て。調査対象母集団中、子供を有する世帯は82.3%。調査機関はネットエイジア。

家族で食卓を囲んでの食事の際、親子間の会話と共に重要なのが、食事時のマナー、しつけの問題。成長して社会生活を営む上で欠かせない、世間一般の常識、作法を子供に学んでもらうため、保護者は正しい食事上の規範を子供に教えさとす必要がある。

そこで高校生以下の子供が居る回答者に、家族で食事をしている際に行っている、食事の上での教育、しつけの状況を尋ねたところ、「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶をさせるという項目がもっとも回答率が高く、84.0%という結果になった。多くの世帯では意図的に、食事前後の挨拶を子供に啓蒙しているようだ。

↑ 家庭での子供に対する食事上での教育、しつけ(複数回答)(高校生以下の子供がいる人)
↑ 家庭での子供に対する食事上での教育、しつけ(複数回答)(高校生以下の子供がいる人)

次いで多いのは「食事の準備と後片付けの手伝い」で51.0%。ほぼ同率で「箸の正しい使い方」が続く。いずれも大人から見ればごく当たり前のことだが、子供にはその「当たり前」を常識として修得していないことを忘れてはならない。教えられ、何度も繰り返し経験し、はじめてそれが常識として身についていく。

「箸の正しい使い方」「正しい姿勢」「音を立てて食べない」など、食事上の作法についても高めの値が示されている。中には大人でもこれらの作法が今一つの人もいるが、概して本人が恥ずかしい思いをすることになる。成長してからそのような思いをさせることの無いよう、保護者としては子供のうちに教え込む必要がある。

ある程度の分別、自己意識を持つようになる中高生に限った結果と全体値を比較すると、「食事に集中する」「食事前後の挨拶」など基本的な項目は低めとなっており、一部項目ではマナーの修得が進んでいる様子が分かる。一方で「食事前後の手伝い」「口の中に食べ物を入れたまま話さない」「音を立てて食べない」は全体値より高めの値で、食事中のマナーは今一つ、しかも子供自身が成長して、より目立つ状況となっているのがうかがえる。

また「ケータイ・スマホは(食事中は)使わない」の値が、全体値よりもはるかにずば抜けて高い値となっている。中高生に進学してスマートフォンなどを所有・利用するようになり、その魅力に夢中となるあまり、食事中でも平気で使い倒し、食事そのものがおろそかになっている情景が容易に想像できる。

食事中も夢中でスマートフォンを使う我が子の様子は、保護者の視点では「スマホ中毒」のようにすら見えるのかもしれない。6割近くがわざわざしつけをしなければならない状況は、それだけ深刻であり、見方を変えればそれほどまでに中高生の間にスマートフォンが重要な位置づけをされていることを示す、一つの指標ともいえよう。


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