子供のストレス過多のシグナルを探る

2014/01/26 20:00

人間が社会生活を営む動物である以上、他人との接触は日常茶飯事的なもので、それに伴い誰もが多かれ少なかれストレスを覚えることになる。また一人で居る時間が長くとも、多様な点でストレスの原因となる物事と対面しながら日々を過ごす。いわば人はストレスと向かい合いながら生き続けているようなものだが、その状況は大人であろうと子供であろうと変わりは無い。しかし人生経験が浅く、精神的にも修練が足りない子供にとって、ストレスに対する備えは弱く、場合によっては大人よりはるかに低いボーダーラインを超え、心身への悪影響を及ぼしかねない。【アメリカ小児学会(AAP、the American Academy of Pediatrics)】【HealthDay】を介し、子供が自身の限界を超えたストレスを覚えている兆候について触れて、そのような兆しが見えたら保護者が対処すべきようアドバイスをしている。

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・腹痛や頭痛のような身体的な痛み(大人がストレス過多の際に痛みを覚えるような部位)

・理由なく動揺している、落ち着きが無く、疲れているように見える。

・明らかに落胆しているようなそぶりを見せるものの、その理由について子供が話す気配を見せない。

・無暗に怒り出す、否定的な行動を繰り返す。あるいは極端に感情の起伏が見られない。

・例えば友達とのサッカーやおままごとなど、以前は楽しく遊んでいたことに対し、それをしようとせずに自宅に閉じこもる。

・原因不明の成績下落。

・やたらとうそをつくようになったり物を奪うようになったり、言うことを聞かなくなったり、逆に親への依存度を極度に深めるようになる。

最後の「うそをつくようになったり言うことを聞かなくなる」は俗にいう反抗期に突入した可能性もあるが、それら以外は何らかの原因、さらには特に原因も無くストレスを子供がためており、それが元になって普段では起こさない行動に走っている可能性が高い。

腹痛や頭痛は分かりやすい事例だが(何しろ大人でもしばしば体験していることなのだから)、感情の起伏が普段より大きく不自然、あるいは逆に異様なまでに感情の変化が見られない場合、心の上でのトラブルを抱えている可能性は低くない。

子供(に限らず大人でもそうなのだが)の行動上の変異は、半ば意識的、あるいは無意識的な第三者への「SOS」であることが多い。保護者としてはいかに素早くそのシグナルを把握し、適切に対処するかが求められよう。子供におけるストレスの原因は、大人にとっては些細な物事、あるいは保護者ならほんの数秒で解決させることが出来るものかもしれないのだから。


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