贈るお歳暮トップはハム・ソーセージ、それでは贈られて嬉しいのは……?

2013/11/21 11:30

ライフメディアのリサーチバンクは2013年11月20日、お歳暮に関する調査結果を発表した。それによると既婚男女で構成されている調査対象母集団のうち、今年お歳暮を贈る予定がある人においては、「ハム・ソーセージ」を贈る人がもっとも多く、贈り手に人気のある商品であることが分かった。次いで「菓子類」「産直等の魚介類」が続く。一方で調査対象母集団全体に、贈られると嬉しいお歳暮の内容を聞いたところ、もっとも多いのは「商品券」だった。贈り手側の最上位にある「ハム・ソーセージ」は次点となっている(【発表リリース:お歳暮に関する調査】)。

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贈り手人気は「ハム・ソーセージ」、受け取り人気は「商品券」


今調査は2013年11月6日から11月10日にわたり、インターネット経由で20歳以上の「既婚」男女に対し、インターネット経由で行われたもの。有効回答数は1000件。男女比・世代構成比(20歳以上10歳区切りと60歳以上)で均等割り当てとなっている。

この時期になるとデパートやスーパーの贈呈品コーナーや送付窓口の混雑ぶりが目に留まり、お歳暮の盛況さを通し、年末の到来を実感できる。今調査対象母集団では先行記事【お歳暮を今年は誰に贈ろうか? そしてどこで購入しようか? 】にある通り、4割近い人がお歳暮を贈呈予定。

そこでお歳暮を贈る予定の人に、具体的にどのようなものを贈るつもりなのかを聞いたところ、もっとも人気が集まったのは「ハム・ソーセージ」だった。27.8%の人が贈呈予定としている。

↑ どのようなものをお歳暮として贈る予定か(お歳暮を贈る予定のある人、複数回答)
↑ どのようなものをお歳暮として贈る予定か(お歳暮を贈る予定のある人、複数回答)

思い返してみれば、確かにデパートやスーパーの贈呈品売り場、通販サイトのお歳暮コーナーでも、ハム・ソーセージの加工肉関連や、第2位の「菓子類」は多種多様なラインアップが揃っている。大抵においてそれなりに日持ちがする、好き嫌いされることなく受け入れられる、相応の高級感があるなど、贈呈品としては無難な部類に属する。「産地直送の魚介類」が第3位についているのはやや意外だが、これは鮭の類か、あるいはイクラなどであろうか。

飲料関連では「コーヒー、紅茶、お茶」「ビール」「プレミアムビール」が上位に顔を見せる。コーヒーなどは中長期に渡って飲まれうるものであるし、ビールは年末年始での人の集まりにも需要があり、受け取り側にも喜ばれる場合が多い。

立場を変えて、お歳暮の受け取り側として考えた場合、どのような物品だと嬉しいかを聞くと、色々な思惑が透けて見えてくる。

↑ どのようなものをお歳暮として贈られると嬉しいか(複数回答)
↑ どのようなものをお歳暮として贈られると嬉しいか(複数回答)

トップについたのは「商品券」で44.1%。贈呈側ラインアップではわずかに3.5%しかなかったのにも関わらず、非常に高い人気度を誇っている。利用の際の柔軟性が高く、長期保存も可能(当然)なのが受けている。性質としては「商品券」とほぼ一致する「カタログギフト」も上位に顔を見せているが、こちらも贈呈側では3.3%に過ぎない。

次いで多いのは「ハム・ソーセージ」で、これは贈呈側の思惑とほぼ一致。さらに続くのは「菓子類」では無く「プレミアムビール」。従来ビールを飲んでいる人にとって、「たまには上級のビールをたしなみたい」という願望を贈呈品により叶えられるという点でポイントが高い。

贈る側として上位にある「コーヒー、紅茶、お茶」は、受け取り側からの人気はさほど高くない。あるいは持て余してしまうのかもしれない。持て余すという点では「石けん・洗剤などの日用品」も同様だが、これは多数の人が経験しているようで、贈り手側のラインアップとしても順位は低めである。

ビッグサプライズが狙えそうなお歳暮を探せ


今件調査では贈る物品、受け取ると嬉しい物品の双方で同じ選択肢が用いられている。そこで「贈られると嬉しい」値から「贈る予定」の値を引くことで、「贈られると嬉しいが、なかなか贈られそうに無いお歳暮」度を算出することができる。

↑ 贈られると嬉しいけれども贈られる可能性が低い度合(高値=来難い)
↑ 贈られると嬉しいけれども贈られる可能性が低い度合(高値=来難い)

この計算式で最上位についたのは「商品券」。贈り手側はほとんど贈る予定がないものの、受け取り側は贈られると喜ぶ人が非常に多い。実情は受け取り側もある程度認識しているはずなので、見方を変えれば商品券はもっともビッグサプライズを狙えるお歳暮ということになる。次いで多い「カタログギフト」も上記の説明にある通り、「商品券」と性質はほぼ同じ。

次に高値を示しているのは「プレミアムビール」。さらに「産地直送品」としては最上位の物品として「産直などの精肉類」が続く。同じ産直品でも贈り手側に好まれている「魚介類」はマイナス値。定番化しすぎているのかもしれない。「ハム・ソーセージ」も意外にサプライズ度が大きく、同じ贈呈定番アイテムの中でも要注目といえる。

もっとも「商品券」「カタログギフト」の類が贈呈側にあまり好まれないのは、たとえ汎用性が高く受け取り側が喜ぶことを分かっていても、あまりにも直接的過ぎるところがあるからだろう。また、汎用性の高さは同時に贈り手側の顔、想いが見えにくいことでもある。単に「相手に喜ばれる」「柔軟性・汎用性が高いのが良い」ということだけなら、それこそ言葉通り「現金」を贈るのが一番であるからだ。しかしそれではお歳暮としてあまりにも失礼。

お歳暮に限らず、贈り物は受け取る側はもちろんだが、贈り手側も嬉しいもの。相手が受け取った時、包みを開けた時の笑顔をイメージしながら、商品を選び、贈りたいものだ。


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