InstagramとSnapchat、写真や動画を共有する新たなアプリの米利用性向

2013/11/06 14:45

アメリカの大手調査機関【Pew Research Center】では2013年10月28日付で、同国内のインターネット上における画像(写真)や動画の共有に関わる調査報告書【Photo and Video Sharing Grow Online】を公開したが、それによると携帯電話(一般携帯・スマートフォン双方)利用者のうち18%がInstagram、9%がSnapchatを使っていることが分かった。若年層は特に利用率が高く、それぞれ43%・26%に達している。

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今調査の調査要目は先行記事【増える米自作写真・動画投稿者、若年層は8割を超える】参照のこと。その記事で解説したが、昨今ではマルチメディア共有サイトの高機能化やスマートフォンの普及に伴い、写真や動画の自撮り、投稿をする人が増えている。

↑ 自作写真・動画投稿者(米、インターネット利用者限定)(再録)
↑ 自作写真・動画投稿者(米、インターネット利用者限定)(再録)

その傾向を後押しするのが、そしてその状況に合わせる形で登場したのが、Instagram(インスタグラム)とSnapchat(スナップチャット)。Instagramは【Pinterest、Instagram、Tumblr…米におけるサイト上でのマルチメディア共有サービス利用動向をグラフ化してみる】でも紹介したが、写真の撮影と編集(フィルター)を行い、自サービスだけでなくFacebookやツイッターなど各種ソーシャルメディアへお手軽に投稿できる、2010年誕生のスマートフォン用アプリケーション。名前からも分かるように、インスタントカメラ感覚でスマートフォンを使うことができ、さらに他人と画像を共有できるのがポイント。

一方Snapchatは2011年に誕生した写真や動画の撮影、文字などの追加編集と送信ができるスマートフォン用アプリケーション。最大の特徴は「受信者の閲覧時間を最大10秒までに設定できる」「受信者が一度再生し終わると、その写真・動画は受信者の端末・企業サーバー双方から完全に削除される」点にある(送信者の手元のマスターファイルはもちろん残る)。


↑ Snapchatの解説映像(公式)。【直接リンクはこちら:Introducing Snapchat Stories feat. Goldroom】

要は昔のスパイ映画で良く見られた「なお、このテープは自動的に消滅する」が写真や動画で行える。これは「記録され、他人に複製・共有されて、後で炎上したり茶々を入れられたり自分の経歴にマイナスとなるようなのはイヤ。純粋に知人間で写真や動画の共有、『ねぇ、これちょっと見てよ』を楽しみたい」という需要(特に若年層)に応えたもので、実際今調査でも若年層においてとりわけ高い利用率が確認できる。

↑ Snapchat・Instagram利用者(米、2013年、携帯電話利用者限定)
↑ Snapchat・Instagram利用者(米、2013年、携帯電話利用者限定)

全体では携帯電話利用者のうちInstagramは18%、Snapchatは9%の利用率。しかし実際にはその大部分を若年層が占め、30歳未満に限ればそれぞれ43%・26%の利用率が確認できる。各サービススタートは2010年・2011年であることを考えれば、驚異的な値といえる。

またこの類のスマートフォンアプリによる写真・動画の撮影・共有者においては、ソーシャルメディア同様に利用頻度が高いことでも知られている。次のグラフはInstagram利用者における利用頻度を示したものだが、ボリュームゾーンは「一日数回利用」でほぼ1/4。「一日一回以上」で仕切り直せば36%、1/3を超える値となる。「週一以上」なら64%でほぼ2/3だ。

↑ Instagram利用頻度(米、2013年、利用者限定)
↑ Instagram利用頻度(米、2013年、利用者限定)

今回の報告書では対象外ではあるが、以前【4割視聴・2割が投稿…米携帯保有者の動画事情を探る】で紹介したVineもまた、SnapchatやInstagramに似たような性質を有している(スマートフォンのアプリケーション、手軽にマルチメディア作品を撮影・編集・投稿が出来る)。今後はこれらのアプリケーションの普及により、文章と同じ感覚で気軽に画像、そして動画のやりとりが成されるようになるのだろう。まさにマルチメディア・コミュニケーション時代の到来……という表現はいささかオーバーだろうか。


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