かしこい女性が本の調達に使うのは……?

2013/10/31 15:45

ライフメディアのリサーチバンクは2013年10月30日、読書に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、紙媒体の本を入手するルートとしてもっとも多くの人が使っているのは「総合的な品ぞろえの大型書店」だった。次いで「インターネット経由」「図書館で借りる」が続いている。男女別では女性は男性よりも高い割合で、買わずに図書館などで借りる傾向が見受けられる(【発表リリース:読書に関する調査】)。

スポンサードリンク


最多ルートは「大型書店」


今調査は2013年10月18日から23日にかけてインターネット経由で、10代から60代の男女に対して行われたもので、有効回答数は1200件。男女比、世代構成比(10歳区切り)で均等割り当て。なお今件における「本」には雑誌や漫画、そして電子書籍の類は含まれない。

今調査対象母集団のうち1年に1冊以上本を読む人は72.3%。その人達に本を調達するルートを尋ねたところ、もっとも多くの人が利用していたのは「総合的な品ぞろえの大型書店」だった。53.7%の人が活用している。

↑ 普段読む本はどのように入手するか(1年に1冊以上本を読んでいる人限定、複数回答)
↑ 普段読む本はどのように入手するか(1年に1冊以上本を読んでいる人限定、複数回答)

特定の本が今すぐ欲しい場合、一番頼りになるのは品揃えが豊富な大型書店。この結果も納得がいく。そして次いで多いのは「すぐ手に入る」点では書店に劣るものの、品揃え、さらには利便性では物理的な店舗をはるかにしのぐ「インターネット経由」。購入衝動をすぐに充足できる(実物を手に入れるか否かはまた別)のがインターネット経由での購入における最大の長所だが、活用している人は4割を超えている。

意外にも「図書館で借りる」との選択肢も1/3を超える値を示している。紙媒体の本を調達し読書を楽しむ点では、図書館はまだまだ有益で欠かせない存在として世の中に貢献している。

気になるのは「近所の小規模な書店」。取り扱う本の種類数の差によるところが大きいと考えられるが、「大型書店」の半数にも満たない。雑誌などの定期購読誌は今件回答に含まれないので、足を運びやすい「近所の小規模な書店」の回答率が低くなっているのだろうが、この利用率では多くの中小書店で経営が難しくなるのも理解はできる。

賢い読書の女性陣


これを男女別に見たのが次のグラフ。いくつかのルートで特徴的な動きが確認できる。

↑ 普段読む本はどのように入手するか(1年に1冊以上本を読んでいる人限定、複数回答)(男女別)
↑ 普段読む本はどのように入手するか(1年に1冊以上本を読んでいる人限定、複数回答)(男女別)

「大型商業施設内書店」の利用率で女性の方が高い値を示しているのは、日々の買物のついでに立ち寄るからと考えれば道理は通る。

興味深いのは上位の購入ルート「大型書店」「インターネット経由」は男性がやや高く、買うのではなく借りるルート「図書館で借りる」「家族・友人に借りる」は女性が男性比でかなり高い値を示していること。これは同じ読書家でも女性は男性と比べ、対象となる本を買わずに借りて調達する割合が高いことを示している。

男性と比べて女性の方が、本の貸し借りをするネットワークを創りやすい、借りる機会の時間を創りやすい(就業中の男性が平日に図書館に足を運ぶのは難しい)のも理由として考えられる。ともあれ読書においては、女性は男性よりも読書の点でも、上手にやりくりをしているようだ。


■関連記事:
【出版物の書店立地条件別での売上変化をグラフ化してみる】
【出版物の売り場毎の販売額推移をグラフ化してみる】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー