ツイッターのアクセス動向をグラフ化してみる(最新)

2019/07/27 08:49

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2019-0727チャット形式のミニブログサービス「Twitter(ツイッター)」を提供しているツイッター社は2013年11月7日付でニューヨーク証券取引所に上場(コードはTWTR)、大型のインフラサービス系IT企業の上場として大いに市場の話題を集めることとなった。上場以降は基本方針・事業内容こそ変わらないものの、それまで以上に株主の視線を気にする、収益確保の姿勢をより強く示す動きを示している。今回はそのツイッター社の公開資料を基に、ツイッターのアクセス動向を確認していくことにする。

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ツイッターの広告表示をする利用者は1日1億3900万人


データの取得手順は【アマゾンドットコムの売上推移などをグラフ化してみる】で紹介したものとほぼ同じ。SECの【SEC Filings & Forms】から【Search for Company Filings】を経由し、【Boolean and advanced searching, including addresses】を選択。そして検索キーワードとして「twitter 10-k」を入力すれば年次会計報告書を取得できる。「twitter 10-q」ならば四半期単位の報告書。なおツイッター社では決算発表当日に同社公式サイトに概要的決算報告書を掲載し、それからしばらく経ってから詳細な報告書をSECに登録する。

今回はSEC上に発表される報告書を待たず、ツイッター社の財務会計関連の公式公知ページとなる【Financial information】上にて2019年7月26日付けで発表された、2019年第2四半期(Q2)=四半期会計報告書「Q2 2019 Earnings」の各種資料を確認する。

報告書は財務面のデータがメインだが、それを裏付けるための本業の動向、ツイッター社なら主事業のツイッターに関する成長性についての数字も記されている。それらを基にツイッターのmDAU(Monetizable Daily Active Users、公式サイトあるいはアプリケーションを通じて広告表示をした上でアクセスする、つまり収益に貢献する1日の利用者数)を確認する。これは以前公開されていたアクセスの指標値MAU(monthly active users。月一以上の利用者数、月次アクティブユーザー数)に代り公開対象となっている値。MAUの公開を止めてmDAUに差し替えたのは、単なる利用者数よりも収益に直接つながる利用者数の方が、株主には経営実情を把握しやすいとの思惑によるものと思われる。

なおmDAUは2017年以降の値のみ公開されている。

↑ ツイッターの公式サイトあるいはアプリケーションを通じて広告表示をした上でアクセスする1日の利用者数(mDAU、世界全体)(億人)
↑ ツイッターの公式サイトあるいはアプリケーションを通じて広告表示をした上でアクセスする1日の利用者数(mDAU、世界全体)(億人)

↑ ツイッターの公式サイトあるいはアプリケーションを通じて広告表示をした上でアクセスする1日の利用者数(mDAU、世界全体、前年比と前年同期比)
↑ ツイッターの公式サイトあるいはアプリケーションを通じて広告表示をした上でアクセスする1日の利用者数(mDAU、世界全体、前年比と前年同期比)

四半期成長率がおとなしめに見えるのはあくまでも四半期のみでの成長だからに他ならない。年ベースでは10%内外の成長を示している。広告収入がメインのツイッターにとって、これはよい傾向に違いない。

直近の2019年第2四半期におけるmDAUは1.39億人。毎日ツイッターに1.39億人もの人が広告を表示した上でアクセスしている計算になる。そして年成長率は13.9%に達している。

報告書の中でツイッター社のCEO(最高経営責任者)のJack Dorsey氏は「機械学習の活用で関連性の高いコンテンツを配信することによってツイッターの利用を促し、結果としてmDAUは前年同期比で14%増加した」「運営上の健全性は継続して最優先課題として取り組んでいる。運営ルールとその実施方法を分かりやすいものとすることに重点を置くとともに、悪意のある行為を事前に特定して対処する取り組みをしたところ、スパムやそれに類する報告が18%減少した」と述べ、コミュニケーションツールとしての健全性の向上に励んでいることをアピールしている。CFO(最高財務責任者)のNed Segal氏は「広告に焦点を当てて運用し高パフォーマンスとなる広告を配信することで、広告主にとってもツイッターが魅力的なプラットフォームに見えるはず。今四半期もアメリカ合衆国市場の好調さにけん引される形で、売上は前年同期比で20%も増加した」と述べている。

なおMAUなどが掲載されている2019年第1四半期までの実情は別途記事【ツイッターのアクセス動向をグラフ化してみる(2019年第1四半期まで)】に保存している。詳しくはそちらを参照してほしい。


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