自治会、ママ友、婦人会…地域コミュニティに参加してる?

2013/10/08 11:30

日本生活協同組合連合会は2013年10月3日、子供を有する世帯における地域コミュニティへの参加動向を調査した報告書「『地域のコミュニティと交流」に関する調査」を発表した。それによると調査対象母集団においては、町内会や自治会に参加している人は5割強に達していることが分かった。「ママ友」などのような子供を介した親同士の付き合いへの参加率は5割近くに登る。町内会などへの参加率は回答者=保護者の年齢と共に高くなる傾向があるようだ(【発表リリース:7割の家庭が「地域で助け合える関係が理想」-「地域のコミュニティと交流」に関する調査を行いました】)。

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今調査は2013年9月6日から12日にかけて子供を有する20-59歳の男女に対して携帯電話によるインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比、10歳区切りの世代構成比は均等割り当て。調査協力会社はネットエイジア。

無人島に住むのならともかく、地域社会の中で生活すれば、例えば町内会や自治会のように、何らかの形でその地域のコミュニティへの参加をする機会が生じる。ましてや子供がいれば、その子供を介したつながりも生じてくる。いわゆるママ友やPTAなどが良い例である。

今項目では地域コミュニティへの交流・参加状況を尋ねているが、それによれば町内会や自治会への参加率は55.9%に達している。

↑ 地域コミュニティごとの交流状況
↑ 地域コミュニティごとの交流状況

切り口を変えれば、子供を有する世帯で5割近くは町内会や自治会に参加していないことになる。震災をきっかけに逆ぶれの動きがあるものの、地域内での交流性の薄さが問題視されているが、それを表す一つの数字ともいえる。

ママ友、パパ友、子育てサークル、PTAのような、子供の親同士の付き合いは48.3%。これも少ないように見えるが、回答者の世代が多岐にわたっていることから、子供が成長している保護者が回答者の場合には参加していない事例も多々あることを考慮すれば、納得は行く。

婦人会や老人会、青年団、子供会のような地縁による会は34.7%とほぼ1/3、地域内での趣味の会は19.8%でほぼ5人に1人。案外少ない感はある。

これを回答者世代別に見たのが次のグラフだが、各世代の事情や考え方が良く把握できる結果となっている。

↑ 地域コミュニティごとの交流状況(世代別)
↑ 地域コミュニティごとの交流状況(世代別)

町内会・自治会は概して歳を経る程参加率が高い。これは子供の成長と共に余裕が出来て、参加する時間を取れるようになるから。地縁会も似たような動きだが、50代で参加率がやや下がるのが意外。

一方子供の親同士の付き合いでは30代が最も多いが、これはPTAに代表されるように、子供の年齢が多分に影響されるため。例えば高校生の子供を通したママ友・パパ友、PTAはあまり耳にしたことが無い。

運営者の技術・ノウハウ次第では大いに生活への貢献を果たす地域密着型SNSだが、利用率は1割強。50代でやや半分に減るのはデジタルギャップに他ならない。見方を変えると40代まではそれなりにインターネットを使いこなし、地域密着型SNSを活用している人がいることになる。



同調査別項目では最近、助け合いの意識が高まった・芽生えたきっかけとしてもっとも多くの人(6割強)が「東日本大震災」を挙げている。他の複数の調査でも震災を契機に、家族や地域内の社会的結びつきが強まったとの意見が多数に及んでいる。しばらくはこの傾向が続くだろうし、それに伴い地域のコミュニティへの参加率も漸増していくに違いない。

今調査は今回が初めてのようだが、継続調査として同様のスタイルで再度行われることがあれば、経年による変化を確認したいものだ。

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