米若年層のモバイルユーザーで「モバイル・オンライン」率は8割超え

2013/10/04 11:30

米大手調査機関【Pew Research Center】は2013年9月16日付で、同国内の携帯電話(一般携帯電話とスマートフォン双方を含む)を使ったインターネット利用状況の調査報告書【Cell Internet Use 2013】を公開した。それによると調査時点では携帯電話利用者のうち6割強の人が、ウェブブラウジングや電子メールの利用など、携帯電話でのインターネットを利用していることが分かった。今回はその利用状況について、属性別に区分した詳しい動向を確認していくことにする。

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今調査の詳細な調査要件、調査対象母集団の構成については先行記事の【米携帯保有者の6割強は「モバイル・オンライン」化】を参考のこと。その記事にある通り、今調査対象母集団のうち携帯電話保有者では63%が、その携帯電話でインターネットにアクセスをし、「モバイル・オンライン」化を果たしている。


↑ 携帯電話利用者における電子メール・インターネット利用率(米)(再録)

今回スポットライトをあてるのは、この「モバイル・オンライン」化状況の属性別動向である。デジタル系の動向のパターンに習う形で、やはり若年層、高学歴、高年収の方が高い値が出ている。


↑ 携帯電話利用者におけるネットアクセス率(米、2013年5月)

とりわけ18-29歳の若年層は率が高く、85%にまで達している。歳がかさむに連れて比率は落ちていき、65歳以上では22%でしかない。また学歴は高学歴になるほど、世帯年収では高年収になるほど、きれいな形で高い値を示していくようすがうかがえる。しかしながら学歴と世帯年収は概して因果関係にあるため、このような結果が出るのも不思議ではない。

もっともこの動向は、各属性の「モバイル・オンライン」の必要性、興味関心度の高さというよりは、スマートフォンの保有性向によるところが大きい。「スマートフォンを所有しているのでモバイル・オンライン化した」のか「モバイル・オンライン化したいのでスマートフォンを所有した」のか、どちらが原因でどちらが結果までかは今件数字の上では判断できないが、少なくともスマートフォン保有率とネットアクセス率との間には、ほぼ比例関係が成立している。

次のグラフは同時期に行われた調査【Smartphone Ownership 2013】の結果から生成したものだが、上記グラフとほぼ同じ形状を示しており、スマートフォンの所有と「モバイル・オンライン」が深い関係にあることが分かる。


↑ スマートフォン保有率(米、18歳以上、2013年5月)

18-34歳においては「携帯電話保有者の中で」ではなく「該当属性全回答者のうち」8割がスマートフォン保有というのも驚くべき値だが、ともあれこのスマートフォンの普及状況が、多分に「モバイル・オンライン」化を推し進めていることに違いは無い。

現在は若年層・高学歴・高年収・都市部にやや偏りがあるスマートフォン保有≒モバイルでのネットアクセスだが、今後は現在低めの層にも浸透していくことは容易に想像できる。それと共にアメリカのインターネットそのものの世界においても、小さからぬ変化が生じることだろう。

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