浸水後の住宅掃除に関する注意事項

2013/10/14 20:00

台風に大雨をはじめとした多種多様な水害で、自宅が床上、床下などの浸水状態に陥った場合、水が引いた後に何の考えも持たず、そのまま再び足を踏み入れるのはリスクが高すぎる。衛生的に汚い状態に置かれているかもしれないからだ。【アメリカ疾病対策予防センター(The U.S. Centers for Disease Control and Prevention、CDC)】【Health Day】を介し、自宅が浸水したあとの掃除をはじめとした対応策について説明している。

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・行政機関が「安全である」と確証付けない限り、自宅に入ってはいけない(衛生面だけでなく、倒壊などの物理的な危険性もある)。

・暖炉から一酸化炭素がもれていないことを確認する。

・洗えない、あるいは消毒できないものは極力廃棄する。

・消毒、清掃作業を終えたら、必ず石けんと水で手足などをきれいにする。

・行政機関から十分な清掃用の、煮沸水やペットボトルによる水の提供があれば、内部清掃には極力その水のみを使う。

・清掃中に切り傷などを負ってしまった場合、患部をきれいな水と石けんで洗浄し、軟膏などを塗って対処する。

・(清掃中に)気分が悪くなったりケガをした場合は、すぐに医療機関に助けを求める。

・清掃作業中に着ていた服は、それ以外の服とは別々に区分した上で、ぬるま湯で洗濯をする。

暖炉周りは日本ではあまり見られないが、壁などに暖炉などを内蔵している家で、浸水の際に不完全燃焼が起きている可能性があるのが原因。

浸水時の「水」は真水では無く、川や沼、屋外のゴミ回収所、その他ありとあらゆる「普段なら手を触れることすらはばかられるような汚れた場所」を飲みこんだものであることを忘れてはならない。たとえ見た目には澄んだ水でも、多種多様な病原体が潜んでいることもありうる。その水に触れた室内の清掃である以上、汚れには十分な注意が必要になる。

そのような環境下での片付けなのだから、ちょっとしたすり傷も化膿をはじめ大きなトラブルをもたらす可能性がある。日常生活の中で、コップに入った水をこぼしてしまった際の後片付けとはワケが違う。公的機関でも多様な資料(例えば香川県の【水害の際の感染症対策マニュアル・資料編(PDF)】)が用意されているので、一度は目を通しておくことをお勧めする。

衛生面以外でも気を付けねばならないことは多い。例えばコンセント部分が浸水していた場合、水分が残っていたりゴミが詰まっているなどで、漏電・火災などのトラブルが生じる可能性がある。無理に使わず、専門業者に点検を依頼するのが無難。

さらに、このような被害を受けた際に、後になって公的な補助を受ける場合、当時の状況を説明するための記録が必要になる場合がある。携帯電話などを用いて写真を複数枚、撮影しておくことをお勧めしたい。


※2015.09.11.追加資料
【大規模自然災害の被災地における感染制御マネージメントの手引き(PDF)】
(【「大規模自然災害の被災地における感染制御マネージメントの手引き」が公開されました。】【日本環境感染学会】)

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