子供の安全対策、警察に臨むことは「犯罪取締り」「地域パトロール」

2013/10/01 11:30

内閣府は2013年9月9日付で公式サイトにて、子供の安全に関する世論調査の結果を公表した。その内容によれば、子供の安全について警察に対しもっとも望まれている事柄は「犯罪の取り締まり」だった。7割強の人が同意している。次いで「地域のパトロール」「暴力団などの犯罪組織の取り締まり」が続いている。回答者に子供や孫が居る・居ない別では概して「居る」回答の方が回答率が高く、強い要望を抱いていることが分かる(【発表リリース: 子どもの安全に関する世論調査】)。

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今件調査は2013年7月11日から21日にわたり、日本国内の20歳以上の日本国籍を有する人を対象とし、調査員による個別面接聴取法で行われたもの。有効回答数は1801人で、男女比は828対973。

日本国内の治安を維持し、事件事故防止のために日夜公務活動を繰り広げている警察関係者。彼ら・彼女らに対し、子供の安全をさらに強化し、保護者が安心できるように、どのようなことが望まれているのか。大人の立場から複数回答で聞いた結果が次のグラフ。


↑ 子供の安全に関して警察に望むことは(複数回答)

最上位についたのは「犯罪の取り締まり」て70.6%。現状で警察が取り締まりをしていないわけではないこと、設問で「子供の安全に関して」とあることから、「現状よりも強化する形で」子供に関わりうる犯罪行為の取り締まりをしてほしいとのも想いが寄せられていると考えられる。見方を変えれば現状では、子供が関連する犯罪が多く、(少なくとも回答者の考えでは)目に余るということでもある。

「犯罪の取り締まり」と深い結びつきがあるのが第二位の「地域のパトロール」。これも現状に置いてすでに行われていることから、さらなる強化を求めているとの意味になる。地域パトロールの強化で警察官の姿が視界に収まることにより、犯罪そのものを防止できる効果も期待されている(子供にとっては特に制服から受ける威圧感は大きい)。

第三位以降も概して「現状施策のさらなる強化」が求められているが、それには実質的に警察側のリソースの増強が必要になる。例えば「交番にいつも居てほしい」とあるが、これは警察官の数が増強されれば容易に果たされる問題。ところが「警察職員の増強」を望む人は24.4%しかいない。サービスの増強・拡充にはリソースの上乗せが欠かせないという事実に気が付いていないのか、多くの人にはそこまで考えが回っていないのかもしれない。

これを回答者に子供や孫が居るか居ないか別で区分し、集計した結果が次のグラフ。


↑ 子供の安全に関して警察に望むことは(複数回答)(子供・孫が居るか否か別)

一部項目で逆転現象が起きているが、概して子供や孫が居る人の方が、要望率が高い。自分の身内の安全を考えれば、期待する度合いも高くなるということだろう。特に「犯罪の取り締まり」「地域のパトロール」「交通違反の指導取締り」などは差異が大きく、身近な問題への対処の拡充を求めていることがうかがえよう。


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