大人の利用でも「コミュニティサイトは危険」と思う人は6割近く

2013/09/30 07:55

内閣府は2013年9月9日に、子供の安全に関する多方面に渡る世論調査の結果を公表した。それによると大人がコミュニティサイト(意思疎通を主機能とする、インターネット上のサービス。不特定多数相手に対するものに限らず、特定少数を相手とするものも含む)を利用することに対して危険を感じている人は6割近くいることが分かった。男女別では女性の方が懸念度が強く、世代別では40代が最も強い懸念を示している(【発表リリース: 子どもの安全に関する世論調査】)。

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今調査は2013年7月11日から21日にわたって、日本国内の20歳以上の日本国籍を有する人に対し、調査員による個別面接聴取法によって行われたもの。有効回答数は1801人。男女比は828対973。

【子供のネットトラブル、コミュニティサイト周りは悪化へ(2013年上半期データ反映版)】にもある通り、子供達の間でコミュニティサイト(いわゆる「出会い系サイト」に限定したものでは無く、普通の意志疎通・対話向けサイトや掲示板なども含むことに注意)を悪用した各種トラブルが問題視されている。

しかしコミュニティサイトを介したトラブルは、何も子供を対象としたものに限らない。例えば、大人の間でも意思疎通の際の食い違いからもめごととなり、リアルな場面でのトラブルに結びつく事例も多数見受けられる。それだけコミュニティサイトが普及し、多くの人に使われるようになったのも一因だが、リスクが存在するということで、コミュニティサイトを敬遠する人も居ないわけではない。

それでは大人の利用について、コミュニティサイトは危険だと思う人はどれ程居るのだろうか。今調査では6割近い人は「危険だ」との認識を示している。


↑ 大人のコミュニティサイト利用は危険だと思うか

男女別では女性の方が懸念度が強く、世代別では40代がもっともリスクを感じていることになる。インターネット上のコミュニティでは、どうしても女性の方が優遇され、ちやほやされてしまうことから、中には言葉巧みに載せられてリスクを実体化してしまう……との考えがあるのかもしれない。

ただし今件における「危険」とは、「高い確率でリスクが実体化するので近寄るな」、例えるなら「あの道は電灯も無いし野犬が徘徊しているし怪しげな人の目撃証言が複数あるので、夜間は絶対通るな」の類では無く、「リスクが存在し、それが体現化した時は痛い目に会うから、くれぐれも注意して安全利用を心掛けよう」、例えれば「自動車は便利だが事故を起こすと大きな被害を受けるので注意しよう」という方向性のものだと考えられる。大人なのだからそれなりの分別はある、その上で危険が存在するか否かの判断と見た方が、道理は通る。

「分別」という点では、同様の質問を「子供がコミュニティサイトを利用した場合」について行った場合と比較すると、やはり子供の方が高リスクであるとの判断が下されている。子供は判断能力、知識、経験が浅く、分別が付かない事例が多いため、容易にリスクを体現化してしまうから……ということなのだろう。


↑ コミュニティサイト利用は危険だと思うか(思う派合計、利用対象者別)

もっとも、子供の視点で見れば、大人がごく普通に使っているものへは興味関心を抱き、真似をして使いたくなるもの。また「大人が使っている」=「安全なもの」という判断をしてしまいがち。そこであえて使わせないのではなく、その好奇心を「正しい使い方を学ばせる」という機会に活かすのが、賢い保護者の対応といえよう。


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