ネット口コミが好きな人はその情報のリアルへの口コミも良く行う

2013/09/18 08:45

電通グループの電通パブリックリレーションズは2013年9月6日付で同公式サイトにおいて、「インターネット上の情報流通構造に関する調査結果」を発表した。それによると「ソーシャルメディア上で」リンクを含めた情報を第三者にシェア(共有)した経験を有する調査対象母集団においては、インターネット(オンライン)上で知ったニュースや情報を、直接(リアル、現実、オフライン)の口コミで他人に伝えることがある人は93.2%に達していることが分かった。しばしば伝えている人に限っても1/4も居る。ネット上で情報の拡散を行う傾向を持つ人は、その情報をリアルの場へも展開・拡散している様子がうかがえる(【発表リリース:電通PRがインターネット上の「情報流通構造調査」の結果を発表】)。

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今調査の調査対象母集団の詳細については先行記事【SNSで拡散されやすいネタ元は友達のブログやツイート】で詳しく説明しているので、そちらで確認してほしい。

この調査対象母集団はインターネット上では情報の拡散(他から得た情報を第三者に教え広めること)に積極的な姿勢を見せている。それでは「情報の拡散意向」はネット上だけの話なのだろうか。インターネット上で得た情報を、オフライン(ネット以外の現実社会)の口コミで伝えた経験があるか否かを尋ねた結果が次のグラフ。例えばネット上で得た「歌手の●×が来週来日してあの歌番組に出る」という情報を、その歌手のファンの友達に学校の休み時間に教える、家族で観たテレビドラマに登場した料理のデータを番組公式サイトやレシピサイトで調べ、プリントアウトして母親に教え渡すという具合である。


↑ インターネットで知ったニュース・情報をオフラインの口コミで他の人に伝えることがあるか

頻度を別にすれば9割以上の人がオンラインからオフラインへの情報伝達をしていると回答している。頻度が比較的高い「よくある」「時々ある」を合わせても7割近く。元々調査対象母集団が情報の公知拡散を好む傾向があるとはいえ、非常に高い値といえる。見方を変えれば、インターネット上で公知頒布されている情報は、彼ら・彼女らを介し、リアルにも高い度合で浸透していることが分かる。

世代別に見ると10代は多少凹んでいるものの、概して若年層ほど高頻度でオフラインへの拡散を行っていることが分かる。スマートフォンをはじめとしたインターネット機器、そして情報への執着心が強く、アクセス度合いも大きい若年層は、その情報拡散をインターネットだけでなく、オフラインへも積極的に展開している。

男女別ではある意味当然だが、概して女性の方が頻度が高い。「よくある」「時々ある」を合わせた値は男性では20代をピークに以後漸減していくが、女性は同じ20代がピークなものの40代までほぼ同数を示している(「よくある」だけに限れば漸減しているが)。女性の口コミ好き、おしゃべり好きが良くわかる。また現実での交友関係に長けているのも一因だろう。



グラフの作成・詳細な解説は略するが、今件とは逆に「オフラインの口コミ経由で、インターネット上の情報を伝えられる」経験を持つ人も9割強に達しており、やはり若年層の方が押し並べて高い値を示している。インターネット上で情報発信に強い興味関心を抱き、実働している人は、オンラインとオフラインの垣根を飛び越える形で、情報の送発信をしている状況がつかみ取れる。無論オフライン・オンライン間の経由はオンライン経由と比べれば時間はかかり、情報の伝達様式も変わってくることには注意しなければならない。

他方ネットであろうとリアルであろうと「口コミ」「おしゃべり」には違いない。第三者に自分の知っている情報を拡散したい、満足感を得たいという気持ちに変わりは無く、そこにあるのはツールの差異でしかないのだろう。


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