介護ロボットの認知度7割超、期待は介護側の負担減

2013/09/14 21:00

内閣府は2013年9月12日、介護ロボットに関する特別世論調査の結果を発表した。それによれば介護ロボットの認知度は3/4程度に達していることが分かった。その魅力としては「介護する側の心身負担が軽減される」「介護をしてもらう人に気を遣わなくて良い」「介護を受ける側が自分で出来ることが増える」などが上位に挙がっている(【内閣府:特別世論調査一覧ページ】)。

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今調査は2013年8月1日から11日にかけて、調査員による個別面接聴取式によって、全国20歳以上の日本国籍を有する者に対して行われたもので、有効回答数は1842人。

加速化する高齢社会化の中で問題視されている社会問題の一つに「介護問題」がある。急増する介護需要に対応するため、既存のロボット技術などを活用した、介護向け・支援ロボットの開発が各企業で進められている。




↑ トヨタが開発中の介護・医療支援向けロボットの映像。【直接リンクはこちら:トヨタ、介護・医療支援向けロボットを開発】

そこでまずは、介護を支援・補助する「介護ロボット」の存在を知っているか否かを尋ねた結果が次のグラフ。


↑ 介護ロボットの認知

詳しく知っている人は31.0%、話を聞いた経験がある(詳しくは無いが、それなりに知って認知している)は41.9%。知らない人は26.1%となり、約3/4が少なくとも「介護ロボット」の存在を認識していることになる。

そこで、「介護ロボット」についてその魅力を聞いてみたところ、最上位に挙がったのは「介護をする側の心身負担の軽減」で、6割強の回答率を示す結果となった。


↑ 介護ロボットの魅力点(複数回答)

見方を変えれば現在において、介護の上で一番の問題は「介護をする側の心身的な負担が大きすぎる」と見ることができる。だからこそ介護ロボットの支援を受けることで、負担が減らせると期待しているわけだ。

次いで多いのは介護を受ける側の問題点「介護をする人に気を遣わなくて良い」。41.5%の人が同意を示している。介護する側の負担を十分以上に認識しているからこそ、受ける側も多分に気を使ってしまう。だからこそ、その配慮が要らない介護ロボットの存在は、介護を受ける側にも大きな負担減となりうる。また、特に支援系の介護ロボットによる介護を受けることで、介護を受ける側が自分で出来ることが増え、それが老化防止に役立つとの期待も大きい。

無機質な介護ロボットの活用で、介護をする側・される側双方への負担が軽減され、さらに介護を受ける側の自立性が期待でき、老化進行の緩慢化も推し量れる。思惑通りに事が進めば、との前提ではあるが、これらの効用が見いだせるとなれば、注目されないはずもない。

一方、「費用負担の軽減」「安全性」については、回答率が低めとなっている。現時点ではコストや安全の上では、不安が大きいことの表れといえよう。


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