子供の野菜嫌い、母親はどのような工夫をする?

2013/09/06 13:45

パルシステム生活協同組合連合会は2013年8月28日付で「子供の食と未来を考える調査」の結果を発表したが、その調査結果によれば、回答者の母親が子供に対し、野菜を食べるようにしている工夫のうち、もっとも多い手法は「子供が好きな味つけにする」だった。5割強の人が試みている。次いで「できるだけ細かく刻む」「子供が好きなものと一緒に出す」が続いている(【発表リリース:子どもの食と未来を考える調査】)。

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今調査は2013年7月26日から29日にかけて、20代から40代までの母親のうち、幼児から高校生までの子供を有する人に対し、携帯電話によるインターネット経由で行われたもの。有効回答数は1000人。世代構成比は20代・30代・40代でほぼ均等割り当て。調査実施機関はネットエイジア。

先日【子供達が嫌いな野菜、ピーマンやグリンピース、ナスをはるかに凌駕するものは?】でも伝えたが、今調査対象母集団における母親が持つ子供の中で、もっとも嫌われている野菜はセロリ、次いでピーマン、グリンピース、ナスだった。


↑ 子供が嫌いな野菜(複数回答、上位抜粋)(再録)

中には放任主義の人もいるかもしれないが、子を育てる立場の母親としては、概して「子供が嫌いと言ってもそのまま容認し、食べなくても良いとするのは問題がある」と認識している。栄養バランスの問題、そして好き嫌いがそのままクセとして残ったまま大人になる可能性があるからだ。当然母親としては、何か工夫をして、子供に食べさせる、食べてもらうことになる。

その工夫について、回答者がしていることを挙げてもらったのが次のグラフ。最上位についたのは「子供が好きな味つけにする」で53.7%。次いで「できるだけ細かく刻む」「子供が好きなものと一緒に出す」が40%台で、この3つが群を抜いている。


↑ 子供が野菜を食べるように工夫していること(複数回答)

子供が野菜(の一部)を嫌うのは、主にその苦みや酸味を本能的に避けるからだと言われている。見方を変えれば、それらを抑える、気にしないようにすれば、子供も食べてくれるかもしれない(実際、「好きな」野菜の上位には歯ごたえがあり食感が面白いものの他に、甘みがあるものが多い)。子供側も「これ苦いからイヤ」と具体的に理由を挙げて拒否する事例も多いのだろう。

ピーマン肉詰めフライそこで味つけを工夫し、食べてもらうようにするのは理にかなっている。また「好きなものと一緒に出す」ことで、イヤな部分を包み込んでしまうのも妙案。「ピーマンの肉詰め」が良い例と言える。

また、味そのものを変える、分からないようにするのではなく、味以外の方向から「この野菜は食べる価値がある」と思わせる切り口が「子供に料理を手伝ってもらう」「子供が好きな形に切る・型を取る」「子供と一緒に野菜を育てる」など。先の「苦いものを避ける」という子供の性質は、「苦いものには毒が入っているかもしれない」という本能によるところが大きい。そのため、子供自身に野菜への接点を与えることで、その本能による懸念を和らげる効果がある次第。もっともこれらの回答率はいずれも低めで、味に直接訴えかけるよりは効果が低いことが見て取れる。

なお詳しくは【子供に「何でも食べなさい」と叱る前に試したい5つの秘伝】で解説しているが、子供に野菜をはじめとした食べ物の好き嫌いを解消する際には、強要するのではなく、周囲環境の整備も大切な要素となる。また【野菜嫌いな子供は約6割・母親も嫌いだと7割に増加】でも解説している通り、母親自身が野菜嫌いだと、子供も嫌う割合は大きくなる。子供の野菜嫌いを克服していくには、親子で手を組み、共に野菜嫌いを無くそうとする姿勢が欠かせまい。

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