スマホ保有の高一生におけるアプリ利用数とリスク認知度

2013/09/06 11:30

総務省は2013年9月3日に、2013年度版となる「青少年のインターネット・リテラシー指標など」の発表を行った。その内容によると高校一年生で構成される調査対象母集団では、スマートフォンの保有率は84%だった。そしてその保有者にインストールしているアプリケーション(アプリ)の数を聞いたところ、10件以上の人が7割近くに登ることが分かった。その一方、アプリに情報漏えいのリスクがあることを知っている人は6割強に留まっており、知らない人は3割強に達していた(【発表リリース:「平成25年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」の公表】)。

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数十本ものアプリをインストールするが常用するのはせいぜい10本


今調査は2013年6月から7月にかけて全国24の公立・私立の高等学校において、合計3512名の高校一年生を対象に行われた。男女比は2041人対1420人(不明51人)。

先行記事にもあるように、今調査対象母集団では84%がスマートフォンを保有(利用)している。


↑ 保有するインターネット接続機器(複数回答)(再録)

そのスマートフォン保有者に、インストールしている・実際に使用しているアプリの数を聞いた結果が次のグラフ。区分がやや曖昧(例えば10件きっかりの場合、どちらの区分で答えれば良いのか)だが、今グラフではあえて原本表記のままにしてある。回答者それぞれの判断で選択したと考えれば良い。


↑ スマートフォンのアプリケーションインストール数と使用数(スマホ保有者限定)

10本程度までの人は1/4弱。10本以上との判断で回答した人のみでカウントすると68%となる。中には40本以上もインストールしている人もいる。回答者が高校一年生であることを考えると、多分にゲームをはじめとしたエンタメ系のものだろう。もっとも【無料か有料か…小中高校生のスマートフォンでのアプリ利用実態を探る(2012年度・青少年のインターネット利用環境実態調査版)】にもある通り、その大部分は無料アプリであることは容易に想像できる。

他方、実際に使っている(今件では月一以上で定義)アプリは10本程度までの人が3/4。色々インスートールしたのは良いが、常用する価値のあるもの、熱中して遊んでいるアプリはさほど多くない実態がうかがえる。もっともこれは高校一年生のアプリ利用の実態に限ったことでは無かろう。

アプリのリスクを知る人は…


よく使用するアプリ数はともかく、インストールしている数は結構なものになるが、果たしてアプリによる情報漏えいのリスクはどれだけの人が認識しているだろうか。


↑ アプリケーションに情報漏えいの危険性があることの認知度(スマホ保有者限定)

去年度と比べてやや状況は改善しているものの、それでもなお33%・1/3ほどの人が、情報漏えいのリスクについて認識を有していない。面白そうに見えたアプリならば、製作元が怪しげなところでも気にせず、あるいは名前もよく確かめずにインストールしてしまう…という状況は十分に起きうる。そしてその「怪しげアプリ」で、情報が漏えいする可能性はゼロとはいえない。

不用心な高校生が1/3もいる状況を鑑みるに、各種個人情報がぎっしりと詰まったスマートフォンにおける情報の漏えいが、いかに高いリスクとなるものなのかについて、より一層の啓蒙・教示の必要性が再認識される。そしてそれは、今回の調査対象母集団となる高校一年生に限った話ではないのは言うまでもあるまい。


■関連記事:
【OSアップデート・ウイルス対策・アプリ安全性、知ってる?守ってる?…スマートフォンの安全対策の認知・実施度の国際比較をグラフ化してみる(2013年)】

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