高一の半数近くは毎日二時間以上スマホを操作している

2013/09/05 11:30

総務省は2013年9月3日付で、2013年度版となる「青少年のインターネット・リテラシー指標など」の発表を行った。それによれば高校一年生から成る調査対象母集団においては、スマートフォンの保有率は84%であることが分かった。またインターネット接続機器の一日あたりの利用時間を聞いたところ、スマートフォン利用者では56%が2時間以上と答えていた。他の接続機器と比べ、スマートフォンの利用時間が特段長い状況が確認できる(【発表リリース:「平成25年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」の公表】)。

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今調査は2013年6月から7月にかけて全国24の公立・私立の高等学校において、合計3512名の高校一年生を対象に行ったもの。男女比は2041人対1420人(不明51人)。

先行記事にもある通り、今調査対象母集団では84%がスマートフォンを保有(利用)している。


↑ 保有するインターネット接続機器(複数回答)(再録)

それではその利用実態はいかがなものだろうか……ということで、各機器保有者に、一日あたりの平均利用時間を尋ねた結果が次のグラフ。他の機器の保有者における利用時間で、4-5割が「30分未満」となっているのに対し、スマートフォンに限ると1割にも満たず、逆に「2時間以上」が56%と過半数を超え、特異な状態にあるのが分かる。


↑ 機種別一日あたりの平均使用時間(保有者限定)

回答者は高校一年生ということもあり、学業が主であることから、個々の利用時間がさほど長くないのは理解できる。ゲーム機系がやや短めで、パソコン系が長めなのは、勉学で用いる場合もあるからだろうか。

ところがスマートフォンに限ると、グラフの配色がまったく別なものとなる。つまり利用スタイルが他の機器とは異なるということ。スマートフォンの保有者はただ保有しているだけでなく、その多くが熱中してい使っていることになる。ちなみに上記グラフにある通り、調査対象母集団の84%がスマホ持ちなので、84%×56%=47%となり、高校一年生全体のうち47%が、スマートフォンを一日2時間以上使用している計算となる。

次のグラフは個々の機種保有者における「2時間以上利用者」の比率の経年変化。多くの機種の利用時間が減る中で、スマートフォンが大幅に増え、タブレット機がやや増加する動きを示している。


↑ 使用時間が2時間を超える割合(保有者限定、経年変化)

今件は「保有者における回答率」であり、保有率そのものの増減は直接には影響を与えない。そのような中で一般携帯電話の長時間利用が大幅に減り、スマートフォンが増加しているのは、全体的な保有率の増加により該当機種でのコミュニケーションのしやすさに変化が生じたのが一因だろう。

つまり一般携帯を持つ人が減ったため、交流をする対象も減り、利用時間も減っていく。スマートフォンを持つ人が増え、その上で動くアプリでの交流が出来る人が増えたことから、利用時間も増えていく。【1/3強の若者は日常的に「歩きスマホ」、主にSNSやメールを確認】などにもある通り、若年層のスマートフォンの利用目的が主にコミュケーションにあることは明らかであることから、「相手も使用している」ことが前提となる以上、普及率の増減と共に利用時間も変化していくことになる。

もっとも、各ゲーム機やパソコン系においても、利用時間が漸減しているのは気になるところ。時間は有限であること、複数機器を同時利用する状況は考えにくいことから(携帯ゲーム機で遊びながら、スマートフォンでチャットをする「ながら利用」は難しい。テレビやラジオなら話は別だが)、言葉通り「スマートフォンに他の機器の利用時間を食われている」状況も想定できよう。

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