高一のスマホ保有率は84%、ネット接続への最多利用率も75%

2013/09/04 11:30

総務省は2013年9月3日、2013年度における「青少年のインターネット・リテラシー指標など」について公表を行った。その発表資料によれば、高校一年生で構成される調査対象母集団においては、スマートフォンの保有率は84%であることが分かった。前年の同様調査の値59%から25%ポイントの増加が見られる。またインターネットに接続する際にもっともよく使う機器でもスマートフォンの回答率は75%となり、高校生の「インターネットへの窓口」がスマートフォンであることが再確認できる内容となっている(【発表リリース:「平成25年度 青少年のインターネット・リテラシー指標等」の公表】)。

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高校一年のスマホ率は84%


今調査は2013年6月から7月にかけて全国24の公立・私立の高等学校において、合計3512名の高校一年生を対象に行ったもの。男女比は2041人対1420人(不明51人)。

調査対象母集団に対し、保有するインターネット接続機器を答えてもらった結果が次のグラフ。なお「保有」という言葉が用いられているが、その明確な定義は公開されておらず、「回答者独自の所有物」「保護者が購入したもので、家族共有で使用している保有物」などの事例がありうる。よって今件は「使用」=「保有」という認識で見るのが無難である。


↑ 保有するインターネット接続機器(複数回答)

まず目を見張るのがスマートフォンの保有率。84%と8割を超える値を示している。今調査がインターネット経由によるものではなく、ネット接続環境による偏りが無いことを考慮すると、高校生全体の実態に近い結果と見て良い。つまり「高校一年生の4/5以上はスマートフォンを使っている」ことになる。

また昨年度に行われた類似調査の結果と比較すると、スマートフォンの普及がこの1年間でさらに大幅に進み、25%ポイントも上昇したのが最大の注目点。そしてそれと共に、旧来使われていた一般携帯電話(フィーチャーフォン)の保有率が大きく下がっているのが目に留まる。機種変換にせよ、一台目の端末にせよ、高校生においては「携帯電話=スマートフォン」になりつつある。

また、PC(パソコン)の利用率が多少ながらも減少する一方、タブレット機の保有率が上昇しているのにも注目したい。家族との共有のしやすさやハードルの低さ、そして操作上でのスマートフォンとの共通性による組しやすさもあり、パソコン離れ・タブレット機への接近が起きている。

ネットへの窓口はますますスマホへ


次のグラフはインターネットに接続する際に、もっともよく使う機器を答えてもらったもの。「非保有」はすなわち「ネットを使わない」と考えることができるので、調査対象母集団のほぼすべてが何らかの形でインターネットにアクセスしていることになる。


↑ インターネットに接続する際、もっともよく利用する機器(択一)

今件はあくまでも「もっともよく利用する」なので、この回答選択肢以外にもネットへのアクセス機会はある。とはいえ、高一の3/4は「ネットにアクセスする時にはスマートフォンを使うことがもっとも多い」と答えている。パソコンがデスクトップ・ノートを合わせても1割強、一般携帯電話も1割足らずである点も合わせ、現在の高校生にとって「ネットへの窓口」は実質的にスマートフォンである実情が確認できる。



高校二年生、三年生にもなれば、パソコンを使う機会も増えるため、もう少しパソコンが占める比率が増えるかもしれない。しかし一度慣れた環境を手放し、リソースを費やすほど、パソコン経由でのネット利用に魅力を感じるか否かと問われると、少なくとも高校生の時点では、やや疑問を呈せざるを得ない。

8割超えという値はやや過大な感もある。しかし昨今の通学時の風景を見れば、その値にも納得してしまうというものだ。


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