子供達が嫌いな野菜、ピーマンやグリンピース、ナスをはるかに凌駕するものは?

2013/09/05 08:45

パルシステム生活協同組合連合会は2013年8月28日付で、「子供の食と未来を考える調査」の結果を発表した。その調査結果によれば、子供を有する母親から成る調査対象母集団においては、その子供が嫌いな野菜のトップには「セロリ」がついた。4割強の母親が「自分の子供はセロリが嫌いだ」と答えている。次いでピーマン、グリンピース、ナス、シイタケが続いている(【発表リリース:子どもの食と未来を考える調査】)。

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苦み、青物、かみごたえ…子供が嫌いな野菜達


今調査は2013年7月26日から29日に渡り、20代から40代までの、幼児から高校生までの子供を有する母親に対し、携帯電話を用いたインターネット経由で行われた。有効回答数は1000人。世代構成比は20代・30代・40代でほぼ均等割り当て。調査実施機関はネットエイジア。

子育てにおいて多くの保護者の頭を悩ませる要素の一つが、子供の好き嫌い。中でも野菜の好き嫌いは、子供の成長における健全性や栄養バランスを考えると、極力無くしたい話ではある。

日々の食生活の中で、今調査の回答者である母親は、自分の子供がどのような野菜を好み、嫌うかは代替把握している。それについて回答してもらったのが次のグラフ。最上位についたのは「セロリ」だった。4割の母親が「うちの子供はセロリが苦手」と回答している。


↑ 子供が嫌いな野菜(複数回答、上位抜粋)

まず目に留まるのは、「セロリ」の嫌われ度合い。第2位の「ピーマン」と比べて15%ポイント程高い値を示している。第2位以降は第7位の「カリフラワー」まであまり差が無いところも合わせ、いかに「セロリ」が圧倒的な嫌われ方をしているのが分かる。

上位陣を改めて見直すと、苦みのあるもの、濃い青・緑色系のもの、食感・歯ごたえが独特なものが列挙しているのが分かる。また「カリフラワー」に代表されるような、造形的に異様に見えるものも確認できる。【子供がピーマンを嫌うのは遺伝的要因】でも紹介したが、子供は味覚の上で本能的な選択をしており、苦味や酸味のあるものを避ける性質を持っていることで知られている。それが野菜の好き嫌いにも現れていると考えれば、道理は通る。要は「苦いものは毒かもしれない。だから嫌い」という次第である。

世代を超えて避けられるセロリ


次に示すのは全体での上位陣順に記した、子供の世代別「野菜の嫌われ度」。


↑ 子供が嫌いな野菜(複数回答、上位抜粋)(世代別)(全体上位順)

「セロリ」は幼児の時点ではさほど大きな拒否反応は出ていないが、小学生以上になると5割近い子供から避けられる傾向がある。第2位の「ピーマン」と比較すると、実に20%ポイント近い差であり、驚かざるを得ない。似たような動きを「カリフラワー」「グリンピース」「シイタケ」も示しており、小学生以上になると野菜の好き嫌いがはっきりと出てくる感はある。

他方、子供が嫌いな野菜としてもっともイメージされやすい「ピーマン」だが、少なくとも今調査では中学生になると忌避度は大きく減退する。苦味という点では「セロリ」とさほど変わらないように思えるのだが、成長と共に慣れる子供が増えてくるのだろうか。



「好きな野菜」の記事でも触れたが、子供の野菜における好き嫌いは、調理する側の腕前・工夫にも多分に左右されるところがある。子供が好きな味つけにしたり、共に料理を創ったり野菜そのものを育て、味以外の点で興味関心を持たせることで、嫌いな野菜を口にする可能性は増えてくる。

上記でも触れたように、子供における野菜を避ける行動には、本能的な面もあるため、無理やり嫌っている野菜を食べさせるのは、あまりお勧めしない。むしろ保護者側が創意工夫をして、その「嫌われる点」を無くして食べてもらえるよう、子供との間の知恵比べを楽しんでみてはいかがだろうか。

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