震災対策で持ち出しグッズ装備世帯は3割、中身は「懐中電灯・ライト」「非常用食料」など

2013/09/01 15:00

ライフメディアのリサーチバンクは2013年8月28日、震災対策に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、非常用持ち出しグッズを用意している人は約3割に留まっていることが分かった。グッズの中身としては「懐中電灯・ライト」がもっとも多く、次いで「非常用食料」「飲料水・保存水」「携帯ラジオ」が続いている。グッズの中身に関するチェックは年1回以上の間隔でしている人が約3/4だった一方、一度梱包したらそのままの人も1割強確認されている(【発表リリース:震災対策に関する調査】)。

スポンサードリンク


持ち出し品を用意しているのは3割足らず、中身は……


今調査は2013年8月16日から21日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1200件。男女比は1対1、世代構成比は10代から60代まで10歳区切りで均等割り当て。

地震だけでなく火事や水害など、各種災害の発生時に、最低限生活していく際に必要となる品々を収めた「非常用持ち出しグッズ」。防災袋、非常袋、非常持ち出し袋などさまざまな呼び方があるが、その持ち出し用セットを現時点で準備している人は、今調査対象母集団では29.2%に留まっていた。もっとも持ち出し用セットとして準備はしていなくても、水や食料を備蓄している人は4割強居るのをはじめ、災害に備えている人が3割に満たないというわけではない。

その29.2%の人に、具体的に何を入れているのかを聞いた結果が次のグラフ。


↑ 「非常用持ち出しグッズ」にはどのようなものが入っているか(備えている人限定、複数回答)

もっとも多いのは「懐中電灯・ライト」で88.0%。次いで「非常用食料」が77.7%。さらに「保存水・飲料水」の71.1%が続く。さらに「携帯ラジオ」「電池」「ティッシュペーパー、タオル」などが続いている。

なおこれらは「持ち出しグッズに収めているもの」であり、あくまでも「備えておくもの」。普段から利用して、緊急時に持ち出す品々は該当しない。「携帯電話」が入っていないのは、そのためである。

これを男女別に見ると、「非常用食料」「水」「現金」などの一部項目をのぞき、概して女性の方が準備率が高い。


↑ 「非常用持ち出しグッズ」にはどのようなものが入っているか(備えている人限定、複数回答)(男女別)

女性の方が男性よりも「備え」については多種多様な面から考え、物品を選択して収めているようだ。特に「ティッシュペーパー、タオル」「救急セット・医薬品」「タオル」あたりの男女差が大きいのは、生活の上でそれらが必要不可欠であることを日頃の体験の中で熟知しているからだろう。

「メンテナンスは年一以上」7割強


それではこれらの品々を収めた「非常用持ち出しグッズ」の点検は、どの程度の頻度で行っているのだろうか。全体では半年に1回以上で区切れば約4割、年1回以上なら72.8%という結果が出ている。


↑ 「非常用持ち出しグッズ」のチェックはどの程度の頻度で行っているか(備えている人限定)

持ち出しグッズの中に生ものを入れている人は居ないだろうが、常備食でも半年から一年で交換が必要なものもある。また、非食品でも定期的に点検をして、正しく動作するか、破損していないものは無いかの確認が欠かせない(例えば電池なら液漏れの心配がある)。

男女別では大きな差異はないものの、やや女性の方が確認頻度が長い感はある。詰め込む備品の種類では女性の方が多く、備えへの心構えはしっかりしているように見えただけに、意外な感は否めない。

なお、男女ともに「チェックしない」人が1割強確認できる。食料品や水は賞味期限の関係もあるので、梱包しっぱなしという状況は出来る限り避けてほしい。



これまでは9月の防災の日を目安とし、年一度のインターバルでのチェックが求められる場合が多かった。一方、2011年3月の震災以降は、保存食の発売タイミングも毎年3月と9月の2回に分けて行われる場合が増えている。これに合わせ、「非常用持ち出しグッズ」の点検も、毎年3月と9月、半年おきに年2回実施するのが適切なのかもしれない。

それに合わせて、グッズだけでなく避難路の確認や家具の安定化など、各種防災に関する再点検をする機会を設けることをお勧めしたい。


■関連記事:
【東日本大地震前に食料などの備蓄をしていた人は3割足らず】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー