天候不順で夏物肌着や家電製品が不調…2013年7月度チェーンストア売上高、前年同月比マイナス0.5%

2013/08/22 15:45

【日本チェーンストア協会】は2013年8月21日、同協会公式サイトにて、チェーンストア(スーパーマーケットやデパートなど)の2013年7月度における販売統計速報(月報)を発表した。それによると2013年7月は食料品部門は全般的に好調だったものの、衣料品は月後半の天候不順により、住関品は全般的に家電製品が不調だったため、売上総額の前年同月比は2か月ぶりにマイナスとなるマイナス0.5%(店舗調整後)を記録することとなった(【同協会内発表リリース一覧ページ】)。

スポンサードリンク


今データは協会加入の57社・8123店舗に対して行われた調査結果によるもの。店舗数は先月比で15店舗増、前年同月比で285店舗増と増加している。売り場面積は前年同月比102.3%となり、2.3%ポイント増えている。

各主要分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値となっている。数字はすべて店舗調整後で、これは1年前の状態と比較するため、昨年存在しなかった店舗の分を除いた値から求められている。

■総販売額……1兆0789億4132万円(前年同月比99.5%、▲0.5%)
・食料品部門……構成比:62.5%(前年同月比101.0%、△1.0%)
・衣料品部門……構成比:10.1%(前年同月比92.4%、▲7.6%)
・住関品部門……構成比:20.7%(前年同月比98.8%、▲1.2%)
・サービス部門…構成比:0.3%(前年同月比106.3%、▲13.1%)
・その他…………構成比:6.4%(前年同月比105.0%、▲0.1%)

食料品は
概して堅調。
衣料品の不調が
全体の足を引っ張る。
家電製品も
今一つ。
7月は食料品部門では好調に推移。前月から一転して農産品の相場高の影響を受け、土物野菜など一部を除けば概して堅調となった。畜産品も鶏卵以外はほぼすべての項目で好調。水産品もマグロやタコ、海藻類、そして季節もののうなぎも好調。その他食品では季節商材が後半の天候悪化でやや軟調。

衣料品はハンカチや日傘などの小物が良く売れたものの、夏物季節商品は概して軟調。説明によると月後半の天候不順により、肌着物を中心に売れ行き不調だったとしている。住関品ではアウトドア用品や日焼け止めの一部商品で伸びが見えたが、やはり全般的に季節商品が今一つ。また家電製品ではエアコンや冷蔵庫は良く売れたものの、扇風機、掃除機、液晶テレビは不調だった。リリースに特記事項はなく金額も他項目と比べれば少額ではあるが、サービス部門が前年同月比でマイナス13.1%という値を示しているのが気になるところ。

今回月は前月の全項目プラスという活況感に満ちあふれた状況から転じて、食料品以外はすべてマイナスという結果に陥った。月後半の天候不順も一因だが、全般的に消費感が落ち込んでいる雰囲気も否めない。比較対象となる1年前のデータを確認すると、全体でマイナス4.9%、各項目でマイナス4%から6%の下落が確認されており、そこからさらに今回月で(食料品以外は)マイナス値を示しているのは、良い状況とはいえない。

これが消費者の消費性向全体の傾向なのか、小売業に限ったことなのか、さらにはチェーンストア限定の話なのかまでは、今件だけでは推し量れない。しかし月後半で天候不順の時期があったとはいえ、暑い日が続いた今年の7月においてですら、季節商品の不調ぶりが衣料品と住関品に現れるあたり、多分に消費全体では無く、業界ベースでの問題のように思えてならない。とりわけ衣料品のマイナス7.6%という値からは、根本的な解決策が求められているように見えるのだが。


■関連記事:
【定期更新記事:チェーンストア(日本チェーンストア協会発表)】(過去記事一覧)

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー