未就学児を持つ母親の8割は「働きたい」と考えている

2013/07/31 11:30

住友生命・三井生命グループのメディケア生命保険は2013年7月29日、育児休業3年化と待機児童問題に関する意識調査の結果を発表した。それによると未就学児(初等教育機関の就学する年齢に満たない子供)を持つ女性から成る調査対象母集団においては、その子供の年齢が幼いほど非就業・育児休業中の比率が高いことが分かった。また、現時点で希望する就業形態を聞いたところ、もっとも多い回答は「パート・アルバイト」で、5割近くに達していた。専業主婦を望む人は2割足らずで、8割以上は何らかの職に就くことを望んでいる(【メディケア生命保険:発表リリース一覧ページ】)。

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今調査は2013年6月27日から7月2日にかけて携帯電話を用いたインターネット経由にて行われたもので、有効回答数は1000人。未就学児の子供を持つ女性保護者を対象としている。子供の今年度における年齢区分で、今年誕生(予定)は152人・1歳237人・2歳205人・3歳123人・4歳112人・5歳87人・6歳84人。調査実施機関はネットエイジア。

今調査対象母集団に対し、現在の就労状態を「子供の年齢別に」区分して聞いた結果が次のグラフ。全体では1/3が(正規・非正規を問わず)現在就労中、5.9%が就労中だが育児休業をもらっている、そして60.8%が非就業状態にある。


↑ 現在の就労状況(子供の今年度における年齢別)

子供の年齢別に見ると、手間がかかる、あるいは本人が現在身ごもっている状態の「誕生・予定」「1歳」では就業中にある人は1割台に留まっており、また育児休業をもらっている人も1割を超えている。ところが子供が2歳以降になると育児休業下にある人はほとんどいなくなり、子供の歳と共に就業中の人が増える傾向が確認できる。6歳児を抱える母親は、実に2/3近くが就業中。

では未就学児を持つ母親たちは、どのような様式の職につくこと、あるいは専業主婦であることを望んでいるのだろうか。全体、そして現在専業主婦の人、正社員(フルタイム)にある人限定で尋ねた結果が次のグラフ。


↑ 現在の状況に関わらない、希望する就業形態(単一回答)

全体ではパート・アルバイトを希望する人がもっとも多く44.5%、次いで専業主婦が18.4%、正社員(フルタイム)が14.3%と続いている。ただし正社員はフルタイムと時短勤務が別個でカウントされているので、これを合わせると27.6%となり、専業主婦を抜いて第二位の希望就業形態となる。派遣や専門職は人気が無く、誤差のレベルの回答率でしかない。

現在専業主婦にある人は、パート・アルバイトを望む人が多く、半数を超えている。逆に現状のまま専業主婦でいることを望む人は1/4程度でしかなく、3/4は「現在は専業主婦だが、何らかの形で働きたい」と願っていることが分かる。

また現在フルタイムで正社員として働いている人は、現状維持を望む人が54.2%ともっとも多い。専業主婦を希望する人は12.0%、パート・アルバイトは8.4%と、いずれも少数。ただし正社員で時短勤務を望む人が22.9%おり、フルタイムで働く正社員の未就学児を持つ女性の1/4近くは、今よりも就業時間を短縮し、家事や育児に充てたいと考えているようすがうかがえる。



安全性や親子の絆などを考えれば、専業主婦のポジションがもっとも適切なのには違いない。一方で家計の問題や母親の意志などもあり、現実には何らかの形で就業しなければならない場合が多い。子供を持つ世帯、特に母親の、ジレンマに悩まされながら育児をする苦悩がしのばれてならない。


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