フランスで好評価を受ける日本緑茶、飲用経験者の過半数は「非常に良い」と回答

2013/08/02 08:45

日本貿易振興機構(JETRO、ジェトロ)は2013年3月5日に、日本食品に係わる海外の消費者調査結果の概要を公開した。その内容によれば、調査対象国(7か国)全体では、日本産緑茶の飲用経験者のうち9割以上が好感触を示していることが分かった。特に中国やアメリカ、フランスで好意的に見られており、中でもフランスは回答対象者の6割近くが4段階の中で最高評価を選択している(【発表リリース:「日本食品に対する海外消費者調査(中国、香港、台湾、韓国、米国、フランス、イタリア)」結果について】)。

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今調査の調査要件などは先行して掲載した記事【トップは日本料理…諸外国に聞いた「好きで外食で食べる外国料理」は?】にて確認してほしい。

日本産の緑茶を、他国産のお茶、例えばウーロン茶やジャスミン茶、紅茶などと比較した場合、味や見た目、イメージなど総合的な観点から4段階で評価してもらった結果が次のグラフ。なおリリースには特に言及は無いが、評価対象に「味」が含まれていること、調査対象母集団総数に対し各国回答者数が少なめになっていることから、今件記事では回答者は「日本産緑茶の飲用経験者」として判断している。


↑ 日本産緑茶を、日本以外の他国産の茶と比較した場合の、味・見た目・イメージなどによる総合的な評価(日本産緑茶飲用経験者限定)

全体では9割以上の人がポジティブな評価。否定的評価は9.7%に留まっている。台湾と韓国がやや低めだが、概して評価は高く、さらにその中でも中国と欧米諸国で「非常に高評価」の値が良い。とりわけフランスは、飲用経験者の56.3%が最高評価を記している。

このフランスの高評価についてリリースでは「近年同国で、カフェや家庭で緑茶が身近な飲み物として浸透を深めていること、緑茶の「抗酸化作用」が老化対策に有効と女性に注目されていること等も背景として挙げられる」と説明している。単なる飲料としてだけでなく、健康食品的な視点からも評価を受けているとなれば、フランスで流行となるのも理解はできる。

一方、今件記事では「飲用者限定」と繰り返し記述しているが、次のグラフは各国の調査対象母集団全体に占める、高評価組・低評価組の「人数」の割合。見方を変えると、このグラフは「少なくとも日本産緑茶を飲んだことがある人」を示している。なお各国とも回答者総数は400人である。


↑ 日本産緑茶を、日本以外の他国産の茶と比較した場合の、味・見た目・イメージなどによる総合的な評価(高評価回答者数/低評価者数)

これを見ると高評価を受けている欧州・中国でも飲用そのものの経験者はまちまちで、特にイタリアでは半数は飲まれてすらいないことが確認できる(韓国も似たような状態)。最高評価を受けているフランスでも、1/4強は「飲んだことすらない、知らない」人がいる計算になる。

食わず嫌い・飲まず嫌いという言葉もあるが、まずは実際に認識して飲食してもらわなければ、好意を持つ人を増やすことはできない。回答者が低めな国に日本産緑茶を浸透させるためには、まず機会を設けることを考えなければならないだろう。


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【コンビニでは緑茶>>コーヒー】(2010年)

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