トップは日本料理…諸外国に聞いた「好きで外食で食べる外国料理」は?

2013/07/28 10:00

日本貿易振興機構(JETRO、ジェトロ)は2013年3月5日、日本食品に対する海外消費者調査結果を発表した。それによると調査対象国(7か国)全体においては、好みとし、かつ外食で食べる外国料理の最上位には「日本料理」がついた。ついでイタリア料理が続いている。主要国別ではアメリカ以外の国で日本料理の人気は高いが、アメリカではイタリア料理、中華料理に続くポジションに留まっている(【発表リリース:「日本食品に対する海外消費者調査(中国、香港、台湾、韓国、米国、フランス、イタリア)」結果について】)。

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今調査は2012年12月6日から12月20日にかけて、中国、香港、台湾、韓国、米国、フランス、イタリアの7か国・地域在住の20代から50代の消費者計2800人(各400サンプル×7)。サンプル数内訳は各年代100(男女各50)。ただし在留邦人は除いている。日本国内自身では尋ねていないことに注意。

好きな、そして外食で食べる「外国料理」について、複数回答で尋ねたところ、今調査対象母集団全体では日本料理を示した人がもっとも多く、回答総数の2割を超える結果が出た。


↑ 好きな料理、かつ外食で食べる外国料理は(複数回答可、数字は総回答数に対する比率、実施国自身の料理は選択肢から除外)(調査対象国全体値)

ただし今件総計では「日本人は回答していない=日本料理が選択肢から除外される回答者は居ないため、他国料理と比べて日本料理(や、回答国に無いスペイン、メキシコ、タイ、インドなどの料理)がやや有利となる」「中華料理は中国、香港、台湾では自国料理とされ、選択肢から除外されるため、やや不利になる」ことを考慮する必要がある(とはいえ、元々の趣旨が単なる「料理」では無く、各対象国における「外国料理」なので、大きなウェイトを考慮する必要は無い)。

具体的には次のグラフで確認できるが、概して個々の国の「外国料理」は、回答国の近隣諸国で高い評価を受ける場合が多い。例えば中国・香港・台湾では韓国料理やタイ料理が、アメリカではメキシコ料理が高い評価を受けている。

一方、日本料理、中華料理、イタリア料理、タイ料理は地域差があまり無く、多くの国で受け入れられている。これが総合の数値でも高評価を受ける結果を導いている。

これを回答国別に見たのが次のグラフ。


↑ 好きな料理、かつ外食で食べる外国料理は(複数回答可、数字は総回答数に対する比率、実施国自身の料理は選択肢から除外)

上記でも触れているが、(「その他」に含めているが)タイ料理、日本料理、イタリア料理、中華料理は押し並べて回答国すべてで高評価を受けている(中華料理が4か国のみなのは上記に説明のある通り)。一方、その他の料理の多くは回答国の近隣国の料理が高い傾向を示している。これは多分に文化的な問題から、近隣諸国の料理が流入しやすく、食す機会も多くなり、自然に愛着心が沸くのが主要因だと考えられる。

日本料理が多くの国から「好みで、外食で良く食する」対象となっていること、そしてそれが地域属性に頼らない値を示しているのは喜ばしい限り。一方、例えば日本の食文化が浸透しているとのイメージが強いアメリカで、中華料理やイタリア料理の方が回答率が高いなど、興味深い動きも確認できる(もっともイタリア料理は多分に「ピザ」によるところだろう)。

詳細は別の機会に譲るが、具体的品目としては「寿司、巻き寿司」「刺身」「天ぷら」、そして「焼き鳥」の人気が高い。また国により好かれるメニューにも傾向の違いが出ている。純和風として考えるとやや首を傾げるものもあるが、日本料理として好感触を持たれていることに違いは無い。この動きを有意義に活かせるよう、各方面で動いてほしいものだ。

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