日本は女性で世界第二位、男性は世界第四位…平均寿命の国際比較をグラフ化してみる(2016年)(最新)

2016/07/29 10:18

厚生労働省は2016年7月27日付で同省公式サイトにおいて、2015年分の簡易生命表の概況を発表した。それによると2015年における日本の平均寿命は、男性が80.79歳、女性が87.05歳となった。これは同省が把握している各国の平均寿命と比較した場合、男性では世界で第四位、女性は世界第二位の長寿命を誇る結果となる。今回は今発表データを元に、平均寿命上位国の最新値について、グラフにその値を反映させ、状況の再確認を行うことにする(【発表リリース:平成27年簡易生命表の概況】)。

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先に【日本の平均寿命の推移をグラフ化してみる(最新)】で記した通り、2015年時点の日本の平均寿命は男性80.79歳、女性は87.05歳。前年2014年から男女ともさらに値を伸ばしている。

平均寿命推移(1990-2015年、日本)(再録)
↑ 平均寿命推移(1990-2015年、日本)(再録)

今回発表資料には参考資料として、現時点で厚生労働省が把握している主要国の、平均寿命の最新値が収録されている。それを元に、男女それぞれの平均寿命上位国10位までをグラフ化したのが次の図。

↑ 平均寿命の国際比較(男性、2015年簡易生命表から、歳)
↑ 平均寿命の国際比較(男性、2015年簡易生命表から、歳)

↑ 平均寿命の国際比較(女性、2015年簡易生命表から、歳)
↑ 平均寿命の国際比較(女性、2015年簡易生命表から、歳)

グラフ形状は男女とも似たようなものだが、縦軸の最下層が男性は79.8歳・女性は82.5歳となっていることからも分かるように、概して女性の方が寿命は長い。これは一つ目のグラフ、日本における平均寿命の推移を見ても明らか。

男性は世界基準で見ると香港、アイスランド、スイスに続き、第4番目となる。一方女性は前年2014年では世界第1位たったものの、今回年は香港に抜かれ世界第2位の座につく形となった(日本は86.83歳から87.05歳へと0.22歳伸びたのに対し、香港は86.75歳から87.32歳と0.57歳も伸びている)。続いてスペイン、韓国、スイス、フランスなどが続いている。上位国の顔ぶれは大よそ変わらず、ゼロカンマ数歳の差を競う状況が続いている。

今件の値はあくまでも平均寿命を公開している国に限られ、しかも厚生労働省が現時点で把握している最新値における比較となる。また、男女とも上位陣の差は数年程度でしかなく、社会情勢の変化で容易に順位変動が起きうることは言うまでもない(震災時の日本が良い例である)。さらに、先行する平均寿命の記事で詳しく説明しているが、今数字は「該当年に生まれた子供が社会情勢などの環境変化が無い限り、平均で何歳まで生きられるか」を示したものであり、現時点で該当する年齢の人が「平均的な寿命ならばもう死亡する」ことを意味してはいない。

今後も平均寿命は漸次伸びていくだろうが、その際に国別の変化がどのように生じるのか、気になるところだ。


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