夏物商品好調で3か月ぶりに上昇…2013年6月度チェーンストア売上高、前年同月比プラス2.7%

2013/07/25 15:45

【日本チェーンストア協会】は2013年7月22日に同協会公式サイトにおいて、チェーンストア(スーパーマーケットやデパートなど)の2013年6月度における販売統計速報(月報)を発表した。それによると2013年6月は農産物の相場安の影響を受けたが、畜産などは好調に推移し、気温の上昇に伴い各種夏物商品が良く動いたこともあり、売上総額の前年同月比は3か月ぶりにプラスとなるプラス2.7%(店舗調整後)を記録することとなった(【同協会内発表リリース一覧ページ】)。

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今データは協会加入の57社・8108店舗に対して行われた調査結果によるもの。店舗数は先月比で298店舗増、前年同月比で41店舗増と増加している。売り場面積は前年同月比102.4%となり、2.4%ポイント増えている。

各主要分野別では前年同月比でそれぞれ次のような値となった。数字はすべて店舗調整後。1年前の状態と比較するため、昨年存在しなかった店舗の分を除いた値で算出されている。

■総販売額……1兆0605億2193万円(前年同月比102.7%、△2.7%)
・食料品部門……構成比:61.7%(前年同月比101.6%、△1.6%)
・衣料品部門……構成比:11.0%(前年同月比102.8%、△2.8%)
・住関品部門……構成比:20.8%(前年同月比105.3%、△5.3%)
・サービス部門…構成比:0.3%(前年同月比106.3%、△6.3%)
・その他…………構成比:6.2%(前年同月比105.0%、△5.0%)

農作物の相場安は
継続中だが
天候順調で
夏物商品が売れ
全体を後押し。
6月はここ数か月続いている農産品の相場安が継続したものの、畜産物や水産物は概して好調に推移。また後半における気温上昇を受けて、衣料品や住関品の動きが良かったことから、全項目で前年同月比プラスを示すこととなった。一方で昨年同月のデータを確認すると、天候不順で全項目マイナスを示しており、この反動によるところも幾分はあったものと思われる。

個別動向を見ると、食料品は野菜関連では相場安の影響で葉物や根菜類が不調。果物はぶどうやすいかなどが好調だったが、いちごやかんきつ類が不調。畜産品は鶏肉以外が好調、水産品は塩鮭・魚卵以外は好調。惣菜は揚げ物やスナックなどは良く動いたが、焼き物は不調。

衣料品では概して夏物系の商品がよく売れたが、その分空梅雨の影響を受けて雨具などの梅雨向け商品は動きが鈍くなった。住関品ではレジャー用商品が良く動き、また殺虫剤や防虫剤、制汗剤など夏用商品が好調。家電でもエアコンや扇風機が売れている。なお今月分ではテレビ、ブルーレイレコーダーの販売に関する言及は見当たらない。電気自転車が良く売れているとのコメントは確認できる。

今回月は全項目プラスという心地よい状況を確認できたが、これは天候に恵まれたことに加え、前年同月が不調だったことによる反動面も大きい。一方、相場安による食料品の歩みの遅さは気になるが、住関品で比較的単価が高い冷房周り、そして電気自転車の動きが堅調だったのは朗報といえる。

見方を変えれば、今回の堅調さは業務体質そのものの改善によるものでは無く、多分にイレギュラー的な要素によるところが大きい。根本的な体質の改善が道半ばにある以上、時代の変遷を見据えた上での、消費者の需要に合致する改善が求められている状況に違いは無い。今後もたゆまぬ試行錯誤と努力が欠かせない。


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