子供の「テレビ観過ぎ」が引き起こしかねない問題とは

2013/08/04 14:00

テレビ視聴は老若男女を問わず、経験するハードルが低い娯楽の一種。スイッチ一つで、しかも非常に安価で利用でき、内容も多種多様で魅力的。さらに家族皆で娯楽時間を共有できるため、コミュニケーションツールともなる。そして子供にいくばくかの知識を習得させることすら可能である。一方、その魅力さゆえに、子供はテレビを視聴しすぎる傾向がある。【アメリカ小児学会(AAP、the American Academy of Pediatrics)】では「2歳未満はテレビ視聴は極力さけるべき」「2歳以上でも1日2時間未満」と推奨している。また子供の(推奨時間以上の)過度のテレビ視聴は複数のリスクがあると、【アメリカ国立医学図書館の医療ガイドコーナー】では次の具体例を挙げて忠告している。

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・テレビの観すぎは概して運動時間を減らす起因となる。子供の成長時において運動時間の減少は、不健康な心身を創り上げるリスクをもたらす。

・テレビの観すぎによって、リアルな他人、特に友人や家族との社会的接触、対話や感情の共有、知識の習得を妨げることになる可能性がある。

・テレビ視聴時間が過度に及ぶと、読書の時間を減らす原因となりかねない。それは読み書きの能力を遅らせ、学校の成績を低くするかもしれない。

・テレビ番組でたびたび露出される暴力シーンが、子供に強い精神的衝撃を与えてしまう。それだけでなく、子供が影響されて攻撃的なふるまいをするようになる可能性がある。

・その他子供が起こし得る多様な注意点、問題点において、複数項目で相関関係が確認されている。

番組内容と子供の行動性向、与えうる影響については、日本でもしばしば問題視されている。いじめや暴力的行動が、それらを起因とするものとなりうるという話だ。

また少々古い話ではあるが、【9割近くは「”色々な意味で”テレビが子どもの言葉使いに与える影響は強い」】(2007年)にもあるように、子供の言葉使いに与える影響がもっとも大きい対象として「テレビ」が挙げられている。番組内で繰り返し使われる言い回しは、子供にとっては実体験上で大人が交わす会話と同じであり、それを真似して会得するのも当然という次第である。

昨今では携帯電話がその立場を奪取しつつあるが、他の時間を削ってまで注力してしまうのも問題となる。子供の時だからこそ必要な、子供時分にしかできない、対人関係の形成時におけるさまざまな経験の機会を損なってしまいかねない。

「テレビを観るな」では無く、他の行動同様に「テレビを観過ぎるな」、そして「視聴内容に注意しよう」。これらの注意事項は当たり前の話ではあるが、テレビは保護者も観ることもあり、ついおろそかになってしまう。ぐれぐれも注意したいものだ。

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