前年比で下落…サラリーマンの昼食代事情(最新)

2019/07/12 05:28

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2019-0701多くのサラリーマンにとって「昼食代」は自分のこづかいの出費先として、そして数少ないお楽しみの時間を充足させる重要な要素として、注目に値する金銭的な要素に違いない。ある意味テレビや新聞で見聞きする数々の経済的な指標以上に身近で生活に密着する、ウェイトの大きな金銭面での数字ではある。今回は新生銀行が毎年定点観測的に調査・報告をしている「サラリーマンのお小遣い調査」の最新版(2019年6月21日発表)などを基に、そのサラリーマンの昼食代事情について、少し掘り下げる形で経年変化や属性別の動向を確認していくことにする(【発表リリース:男性会社員のお小遣い額は36747円と過去2番目に低い金額 -「2019年サラリーマンのお小遣い調査」結果について】)。

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今調査の調査要件などは先行解説記事【前年比で大きく減少…2019年のサラリーマンこづかい事情(最新)】にある。そちらを確認のこと。

物価がほぼ横ばいで推移する中、サラリーマンの昼食代は今世紀に入ってから漸減。500円台前半で横ばいを維持していた。いわゆる「ワンコインランチ」(500円玉一枚で購入できる昼食との意味。実際にはもう数十円必要)状態が継続中だった。しかしここ数年は景況感の回復を受け2013年以降は上向きに、そして2015年以降は横ばいから緩やかな下落への流れを見せている。

↑ サラリーマンの1回あたりの平均昼食代(弁当持参時をのぞく、勤務日、円)
↑ サラリーマンの1回あたりの平均昼食代(弁当持参時をのぞく、勤務日、円)

直近の2019年は前年比で15円の下落。リリースでは「2017年以降緩やかな減少傾向がみられます」と説明している。

直近分につき属性別に見たのが次のグラフ。

↑ サラリーマンの1回あたりの平均昼食代(弁当持参時をのぞく、勤務日、属性別、円)(2019年)
↑ サラリーマンの1回あたりの平均昼食代(弁当持参時をのぞく、勤務日、属性別、円)(2019年)

過去の調査結果では、属性別においては未婚の方が既婚よりも昼食代は上だった。ところがこの数年では逆転現象が起きている。直近年でもおおよそ既婚者の方が未婚者よりは高め。既婚者では共働きか専業主婦かでは法則性は見出し難い。子供がいるかいないか、共働きか主婦などかによる昼食代の傾向は無いようだ。未婚者は昼食代が高額になりそうな気もするが、実態としては控えめなのは、未婚者≒若年層≒社員食堂の利用者が多いという図式によるものと考えられる。

年齢階層別では40代で高い値が出ている。こづかい額そのものは控えめなので(2019年における年齢階層別のこづかい額は40代が一番少ない)、昼食代以外の出費への圧迫感は他年齢階層よりも一層強いものとなるに違いない。

「昼食代は500円台」「未婚者よりも既婚者の方が昼食代は高め」「子供の有無や共働きか否かで昼食代に傾向は見られない」。現在のサラリーマンの昼食事情はこのようにまとめることができる。肝心の昼食代そのものは、この数年は漸減傾向にある。今後は600円台への転換・回復を目標として増額を果たし、サラリーマンの昼食にもこれまで以上の選択肢をもたらし、彩りを添えてほしいものだ。


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