前年同期比で販売額は55%増加…田中貴金属、2013年上半期における投資用金地金などの取引量を発表

2013/07/22 09:45

田中貴金属は2013年7月18日、同社における2013年上半期(1-6月)の投資用金地金、プラチナ地金の販売量と買取量の数値(指数)などを発表した。その発表によると金価格の高値維持の傾向は乱高下の中で継続しており、取引も活性化、(田中貴金属側による)金の販売量も買取量も前年同期をそれぞれ55%・74%上回る結果となった(【発表リリース:田中貴金属、1月-6月の資産用金地金・プラチナ地金の取扱量を発表】)。

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リリースによれば2013年上半期における金の平均価格は1グラムあたり4709円。昨年同期の平均価格4280円/グラムを400円以上上回る形となった。これは平均価格としてはデータが公開されている2001年以降で最高額を示すことになる。資産の蓄積対象としての金があらためて評価されている証ともいえる。


↑ 田中貴金属における金(ゴールド)の販売・買取量指数の推移と金価格(指数は2001年の販売量を100とした時の値)(-2013年半期、一部概算)

ただし今年上半期は大きく値を動かした時期でもあった。年初は国際価格が高値を維持する中で為替の変動(円安化)もあり大きく上昇し、2月7日には1980年3月6日以来の5000円/グラムを超える5072円/グラムを記録。その後4月の黒田日銀総裁による金融政策発表を背景にした急速な円安化に伴い、国内金価格は再び上昇。4月10日には今年の(現時点での)最高値となる5084円/グラムをつける。

しかしその後アメリカの量的緩和政策縮小(いわゆる出口政策)懸念や、中国の経済先行き不透明感などを材料に円高と金国際価格の下落が進み、国内金価格も大幅に下落。その後インドや中国の買い支えによる値戻し、出口政策の明言化による国際価格の再下落を受け、6月27日には2012年6月以来はじめて4000円/グラムを下回り3924円/グラムをつけることとなった。

平均価格は昨年と比べて大きく上げているものの、この半年で1000円以上という大きな値動きを示していることもあり、2013年前半期分における田中貴金属での販売・買取量も、大きく積み増しされることとなった。上記グラフを見れば分かるように、月日としてはまだ半分しか経過していないが、すでに去年1年分に迫る勢いでの取引量が確認されている。

今後は前期同様にアメリカの金融緩和政策の縮小が成されるか否か、中国の経済成長への懸念、そして日本の参議院選挙後における政治情勢や経済動向など、為替や金の国際価格に影響を与えうる数多くの要因を受けながら、市場の変動が進むものと考えられる。特に為替変動がもたらす国内価格の動きは大きく、これが大きな変化をするとなれば、前期同様に取引も活発なものとなるに違いない。

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