平均月額500円、社会人では1000円近く…オンライン・ソーシャルゲームへの利用金額を探る

2013/07/25 08:45

2013年7月5日に総務省の情報通信政策研究所は同所の公式サイトで「青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査」の報告書を公開した。これには若年層のインターネット利用状況、さらには社会問題化しつつあるインターネットへの依存に関する調査の結果がまとめられている。それによれば調査対象母集団のうちオンラインゲーム・ソーシャルゲームを利用する人では、ゲームの利用料金やアイテム課金などに用いる平均利用金額は約500円だった。男女別では男性が約700円、女性が300円足らずとなり、男性の課金額が2倍以上の値を示している。またスマートフォンの所有・非所有別では、所有者の方が高い値を示す結果が出ている(【情報通信政策研究所:発表リリース一覧ページ】)。

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今調査の調査要件、調査対象母集団の詳細などは先行する記事【トップは「携帯メール」、次いで「携帯通話」…若年層は家族との連絡に何を使うか】に掲載しているので、そちらで確認してほしい。

オンラインゲームやソーシャルゲームには(通信料金をのぞけば)無料で遊べるゲームも沢山ある。一方で、月額数百円の利用料金を取るもの、利用そのものは無料だが、アイテムやゲーム内機能の拡充(大抵はゲームプレイそのものを優位にするためのもの)の際に課金を行うものもある。今件では調査対象母集団全体のうち45.2%にあたる、オンラインゲーム・ソーシャルゲームをプレイする人に対し、毎月どれ位のゲーム利用料金やアイテム課金などに対する支払いをしているかを尋ねた項目にスポットライトを当てている。

次のグラフはその結果だが、オンライン・ソーシャルゲームプレイヤー全体では、月額497.7円を支払っている計算となる。


↑ ゲーム利用料金・アイテム課金(月平均金額、円、オンライン・ソーシャルゲーム利用者限定)

利用そのものは無料だが、そのゲームに没頭し始めると、ついつい「より快適」「よりスピーディー」「より優位な」プレイを望み、アイテム課金などに手を出してしまう。誰もが何度となく経験したことがあるはず。その魔の手……というとオーバーだが、魅力に負け、支払ってしまう金額は、平均で月額約500円という次第である。

男女別に見ると圧倒的に男性の方が高く、男女間では2.4倍もの差が出ている。ゲームへの熱中度、こだわり、あるいは他プレイヤーとの競争心は男性の方が強いということか。

所属学校別では、自前で使える金額(お小遣い)そのものに差があるのも一因だが、概して歳下ほど額が小さく、歳を経るに連れて大きくなっていく。社会人では小学生高学年の約4倍、926.9円。

またインターネットに依存する傾向が強い、あるいは自覚症状のある人は、いずれも平均値より高い値を示している。特に依存傾向別で最上位にある属性の人は約1250円と、全体平均の2.5倍もの支払いをしていることになる。

最後にスマートフォン所有の是非別だが、所有者は558.4円と、非所有者と比べて約150円ほど高い値が出ている。スマートフォン非保有者は多分にパソコン経由でのゲームプレイとなるのだが、両者間ではゲームの熱中しやすさ、すき間時間で何度となくプレーしていることから、つい課金アイテムで「プレイの加速」をしたくなるというもの。さらにスマートフォンの方が支払の手順のハードルが低く、気軽に課金してしまうのが、金額の違いに現れている。



今件はあくまでも平均値でしかなく、すべての人がこの金額に収まっているとは限らない。昨今ではある程度の企業側による自主規制や取り決めなどが進んでいるものの、未だに過度の課金による(特に未成年者に対する)問題を目にすることがある。

成人して自らの稼ぎで楽しんでいる人はともかく、未成年者で保護者からのお小遣いなどで遊んでいる場合には、課金のし過ぎには十分に注意してほしいし、保護者側も啓蒙を忘れないようにしてほしいものだ。

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