パズルゲームが一番、3割強…若年層が遊ぶオンライン・ソーシャルゲームジャンル

2013/07/24 07:55

2013年7月5日に総務省の情報通信政策研究所が発表した「青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査」の報告書では、若年層のインターネット利用状況や、社会問題化しつつあるインターネットへの依存に関する調査の結果がまとめられている。それによれば調査対象母集団のうちオンラインゲーム・ソーシャルゲームを利用する人において、もっともよく遊ばれているゲームのジャンルは「パズルゲーム」だった。3割強の人が遊んでいる。次いでロールプレイングゲーム(RPG)、テーブルゲームと続く。男女別では女性において、パズルゲームが特に好かれる傾向が見受けられる(【情報通信政策研究所:発表リリース一覧ページ】)。

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パズルが一番、ロープレ二番、三番目にはテーブルゲーム


今調査の調査要件、調査対象母集団の詳細などは先行記事【トップは「携帯メール」、次いで「携帯通話」…若年層は家族との連絡に何を使うか】に掲載している。そちらを参考のこと。

今調査対象母集団のうち、利用端末を問わずオンラインゲームやソーシャルゲームをたしなんでいる人(45.2%)に対し、どのようなジャンルのゲームで遊んでいるかを聞いたところ、もっとも多くの人が対象としていたのは「パズルゲーム」だった。30.8%の人が回答している。


↑ 利用するオンライン・ソーシャルゲームのジャンル(複数回答、利用者限定)

次いで多いのは「RPG」で25.4%。短時間でも熱中して遊べるパズルゲームや、「成り代わり」でストーリーを楽しみ成長を堪能できるRPGが上位に来るのは納得が行く。昨今ソーシャル系ゲームで流行の『パズル&ドラゴンズ』をはじめ、話題のタイトルには多かれ少なかれこの2要素が組み込まれているのも、その人気の秘密なのかもしれない。

続くジャンルは「テーブルゲーム」。要はスゴロク系のゲームをはじめとした、テーブル上にゲーム盤を置いて遊ぶタイプのゲームの、オンライン・ソーシャル版。広義では「カードゲーム」も含まれる。こちらも短時間で楽しめるものが多い。

カセットやCDなどで提供される、一人用の家庭用ゲーム機やパソコン用ソフトでは人気の高い「シューティングゲーム」「SLG(シミュレーションゲーム)」や「アクションゲーム」「対戦格闘ゲーム」は人気があまりない。これはオンラインやソーシャル系としてラインアップがあまり充実していないことに加え、ゲームの特性上オンライン化・ソーシャル化したときのメリットがさほど多くないのが原因。もっとも、例えばSLGなどはソーシャル・オンラインゲーム化されたものも多数人気を博しているので、あくまでも一般的か否かという問題なのかもしれない。

男女別では性別のゲームの好みが非常に良く出た結果となっている。


↑ 利用するオンライン・ソーシャルゲームのジャンル(複数回答、利用者限定)(男女別)

男性がより好むのは「RPG」「カード」「シューティング」「SLG」「アクション」「スポーツ」「対戦格闘」、女性は「パズル」「テーブル」などを男性よりも好んでいる。上記に挙げた昨今の人気オンラインゲームに、「パズル」「RPG」の2要素が含まれている件は、この観点から見ると「男女双方に好かれる組み合わせ」であり、非常に巧みな構成であることが理解できる。

アクションゲームは若年層がお好み


所属学校別に区分したのが次のグラフ。


↑ 利用するオンライン・ソーシャルゲームのジャンル(複数回答、利用者限定)(所属学校別)

「アクション」「スポーツ」などシンプルなアクティブ系のものは小中学生に人気が高く、「シューティング」は高校生から一番気に入られている。「パズル」や「RPG」、「カード」「SLG」といった思考要素が含まれるジャンルになると、大学生や社会人の方が多くなる。なお「スポーツ」は社会人がもっとも高い値を示しているが、これはプロ野球やプロサッカーなど、実社会でファンとなったスポーツ・チームとの兼ね合わせもあるのだろう。

なお「その他」項目では小学校高学年の値が34.8%と異様に高い。報告書では説明がないが、リストアップされているジャンルに該当しない教育系やコミュニケーション系(保護者が推奨するようなタイプ)のゲームだと考えられる。

最後はスマートフォンを保有しているか否か別。スマートフォンの保有の是非に限らず、パソコン経由でもプレイをし得ることに注意。もちろんスマートフォン非保有の場合は、多分にパソコン経由でのプレイが中心となる。


↑ 利用するオンライン・ソーシャルゲームのジャンル(複数回答、利用者限定)(スマホ保有の是非別)

スマートフォンを所有していると、その機動力を活かし、いわゆる「すきま時間」で楽しむことができるようになるためか、「パズル」の人気が非常に高くなる。一方、非保有の場合はパソコン経由でのプレイがメインとなり、「RPG」「SLG」のような熟考型のゲームの利用率が高くなる。



今回のゲームジャンルの区分では登場していないが、例えばQRコードを用いたり、位置情報を活用するなど、機動性が高くデジカメ機能なども備えたスマートフォンならではのオンライン・ソーシャルゲームも次々と登場している。今後は既存のジャンルと組み合わせる形で、スマートフォンならではのゲームも注目を集めていくに違いない。

一方、そのスマートフォンの利用スタイル、「すきま時間」の活用がメインを考えると、やはり「パズルゲーム」の優位性は揺るがない。敷居が低く、短時間で楽しめ、バリエーションも豊富で気分転換にも適している。これまで以上にブームを巻き起こすタイトルも、きっとこのジャンルからの登場となるだろう。

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