過半数が「寝る前にチェック」、4割は「テレビを観ながら」…若年層のソーシャルメディア利用シーン

2013/07/23 07:55

総務省の情報通信政策研究所は2013年7月5日に同所の公式サイト上で、「青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査」の報告書を公開した。この報告書では、若年層におけるインターネット利用状況、さらには社会問題となりつつあるインターネットへの依存に関する調査がまとめられている。その内容によると、調査対象母集団のうちソーシャルメディア利用者では過半数の人が「寝る前にソーシャルメディアを利用」していることが分かった。またテレビ視聴中や待ち合わせなどの空き時間では4割近くが用いている。男女別では女性の利用性向が高く、「就寝前」では6割超が使っていると回答した(【情報通信政策研究所:発表リリース一覧ページ】)。

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寝る前の利用がもっとも多いソーシャルメディア


今調査の調査要件などは先行記事【トップは「携帯メール」、次いで「携帯通話」…若年層は家族との連絡に何を使うか】に掲載している。そちらを参考のこと。

今調査対象母集団ではソーシャルメディアの利用率は63.7%。小中学生が低めで、それ以降の年齢になると8割を超える。また、スマートフォン所有者の方が利用率は高い。


↑ ソーシャルメディア利用率(機種問わず)

それではこれらソーシャルメディア利用者は、どのようなシーンでアクセスしているのだろうか。もっとも多くの人が利用する場面は「就寝前」。夕食を採り、翌日の準備を終え、一日の中でもっともくつろげるプライベート時間に、思う存分利用するという次第。


↑ ソーシャルメディア利用シーン(複数回答、利用者限定)

次いで多いのは「自宅・テレビ視聴中」で39.5%。番組中でちょっと飽きた場面やCM中に使ったり、あるいはいわゆる「実況」(リアルタイムで放送内容に関して、ソーシャルメディア上でおしゃべりをすること)に参加するためだろう。また、テレビ番組中で気になった事柄を、即時に調べる(ソーシャルメディア上で検索したり、尋ねる)場合もあろう。

「テレビ視聴中」とほぼ同列なのが「待合せ等の空き時間」。「(バスや電車などでの)移動中」も広義では同じで、要は外出時のすきま時間を有効活用している次第。また、中には「トイレ」「入浴中」という回答すら見受けられる。しかしトラブルのリスクを考えるとあまりお勧めできない。

男女別では女性の方が概して回答率が高い。女性は多様な生活シーンでソーシャルメディアを使っている。


↑ ソーシャルメディア利用シーン(複数回答、利用者限定)(男女別、一部)

特に「就寝前」「自宅・テレビ視聴中」「移動中」では男女の差が大きい。女性がソーシャルメディアべったり状態であることがうかがえる。

寝る前の「ソーシャルメディアタイム」は若年層共通のパターン


これを所属学校別に見たのが次のグラフ。


↑ ソーシャルメディア利用シーン(複数回答、利用者限定)(所属学校別、一部)

各シーンで世代別の差が見られるが、唯一ほとんど変わりないのは「就寝前」。寝る前のプライベートタイムにおける、ソーシャルメディアへのアクセスというパターンは、若年層共通のスタイルといえる。また「自宅・テレビ視聴中」も大きな差異は無く、上記でも触れた「実況」などもまた、若年層ではソーシャルメディアの使い方として定着しつつある。

一方、待ち合わせなどの空き時間をはじめとした、自宅外での利用性向は概して高校生以上、特に大学生の値が高い。これは高校生以上でないと広範囲な移動が、さらには携帯電話の利用シーンそのものが無いことなどが挙げられる。さらに外での大学生の利用がもっとも多いのは、それだけ自由時間が多いからに他ならない。

最後はスマートフォンの所有別。


↑ ソーシャルメディア利用シーン(複数回答、利用者限定)(スマホ保有の是非別、一部)

概してスマートフォン所有者の方が利用シーンが多いが、特に屋外活動で違いが顕著に出ている。自宅ではパソコン経由の事例もあるが、屋外では携帯電話の利用でしかアクセスはできず(職場の端末で利用可能ならば話は別だが…)、ソーシャルメディアへのアクセス便宜性が一般携帯とは段違いのスマートフォンが、大いに活用されている証といえる。「すき間時間 スマホを使って ソーシャルメディア」という次第である。

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