「することない時とりあえず触る」6割…若年層の携帯電話との接し方

2013/07/21 14:00

総務省の情報通信政策研究所では2013年7月5日に、「青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査」の報告書を発表した。これは若年層のインターネット利用状況やインターネットへの依存についての調査をまとめたものである。それによると調査対象母集団のうち携帯電話(スマートフォンと一般携帯電話(フィーチャーフォン)の双方合わせた表現)を持つ人では、特にすることが無い時、とりあえず携帯電話を触る(開く)人は6割を超えていることが分かった。自宅に置き忘れると不安になる人も4割を超えている(【情報通信政策研究所:発表リリース一覧ページ】)。

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「とりあえず携帯」6割、「忘れると不安」4割


今調査の調査要件などに関しては先行記事【トップは「携帯メール」、次いで「携帯通話」…若年層は家族との連絡に何を使うか】に掲載している。そちらを参考のこと。

多種多様な機能を持ち、機動力にも優れた携帯電話。その便宜性にほれ込み、日常生活において欠かせない存在となっている人も多い。その浸透ぶりを再確認できるのが今回の項目。携帯電話との接し方、日々の生活の中での位置づけについて尋ねた結果が次のグラフ(携帯電話保有者限定)。「することが無い時にとりあえず触れる(原文では「開く」)」は6割超え。何か操作したり、状況に変化が生じていないか(メールやメッセージの着信、巡回サイト・掲示板の更新)などが気になって仕方がないのだろう。


↑ 携帯電話(一般携帯・スマホ)との接し方(複数回答)

「家に置き忘れる」、つまり肌身離さず持っている状態が維持できないと不安を覚えるのは41.9%。「朝起きたらまず確認」、言い換えれば寝ている間ですら何が起きたのか気になるのが40.4%。相当な熱中ぶり、依存度ではある。

これらは見方を変えると、携帯電話そのものでは無く、携帯電話を通じて誰かと意思疎通が出来る、つながっている状態の維持が必要不可欠になっている状態とも見ることが出来る。まるで(精神上の)水や空気のような存在と考えれば理解はしやすい。「電話やメール、SNSのメッセージが来ないとさびしい」や、メッセージなどのやりとりですぐに応対しなければいけない・されないと不安になる項目で高めの値が出ているのが、それを暗示している。

男女別では押し並べて女性の方が高い値を示している。


↑ 携帯電話(一般携帯・スマホ)との接し方(複数回答)(男女別、一部)

女性は男性よりもコミュニケーション好きであることは良く知られた話だが、そのツールとして多用されている携帯電話もまた、大いに使われ、依存されている証といえる。特に「メールやメッセージなどのやり取りで、終わらせるタイミングがつかめないことがある」で男女差が大きいあたり、なるほど感は強い。

生活密着度は大学生が一番、スマホ持ちは高密度で依存


これを所属学校別に見たのが次のグラフ。


↑ 携帯電話(一般携帯・スマホ)との接し方(複数回答)(所属学校別、一部)

概して歳が上になるほど生活における密着度は増し、大学生がもっとも高い値を示している。これはひとえに各学校区分では大学生が一番自由時間が長く、対応できる余裕があるからに他ならない。特に「することが無い時にはとりあえず触れる」は8割近く、「朝起きたらまず確認」が5割強に達しており、大学生にとって携帯電話は(保有者限定だが)、必要不可欠な日常のツールとして位置しているのが分かる。

またスマートフォンと一般携帯では、スマートフォンの方が浸透度が高い。


↑ 携帯電話(一般携帯・スマホ)との接し方(複数回答)(スマホか一般携帯か、一部)

中でも「電車内ではずっといじっている」は、スマートフォンでは一般携帯電話の2倍以上、「することが無い時にとりあえず触れる」「起きたらまず確認」も、スマートフォンは一般携帯をはるかに超える回答率なのが確認できる。「自宅に置き忘れると不安」は一般携帯では1/3に留まっているのに、スマートフォンでは約半数。

これらの値からも、いかにスマートフォンが魅力的で、欠かせない存在なのがあらためて認識できるというものだ。

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