スマホと一般携帯で大きく異なる、プライベートで使うアプリやサービス

2013/07/18 07:55

総務省の情報通信政策研究所は2013年7月5日、同研究所の公式サイトで「青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査」の報告書を公開した。若年層のインターネット利用状況、そしてその依存に関する調査をまとめたものだが、それによるとスマートフォン利用者と一般携帯電話(フィーチャーフォン)利用者とでは、プライベートで利用するサービスやアプリに大きな違いがあることが分かった。スマートフォンでは「ソーシャルメディアの閲覧」が、一般携帯では「友達とのメール」が最多利用サービスとなっている(【情報通信政策研究所:発表リリース一覧ページ】)。

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スマホはソーシャルメディアで、一般携帯はメールで友達とやり取り


今調査の調査要件などに関しては先行する記事【トップは「携帯メール」、次いで「携帯通話」…若年層は家族との連絡に何を使うか】に掲載済み。そちらを参考のこと。

かつては携帯電話といえば一般携帯電話だったが、今ではむしろスマートフォンこそ携帯電話の主流と呼ばれつつある。各携帯電話本体の販売会社からも、新製品として登場する機種のほとんどはスマートフォンで、新規利用者や買い替えをする人の大部分もスマートフォンを選択していく。しかし利用者シェアにおいては、一般携帯電話も未だに多分に及んでいる(ただし若年層で構成される今調査対象母集団では、スマートフォンの利用者の方が多い)。

次に挙げるグラフは、スマートフォン・一般携帯電話それぞれの所有者における、プライベートでほぼ毎日利用するサービスやアプリを複数回答で聞いた結果。利用するサービスそのものや、全体としての利用性向に多様な違いが確認できる。


↑ 「スマートフォン」「一般携帯」でほぼ毎日利用するサービス・アプリ(学業・仕事での利用を除く)(それぞれ所有者限定、複数回答)

まず第一印象として青棒の伸びが大きく、赤棒が短い。今件は複数回答形式だから、スマートフォン利用者の方が多種類のサービスやアプリを利用していることになる。

利用順位では一般携帯電話が「友達とメール」「ソーシャルメディア閲覧」「ニュース閲覧」「家族とメール」「ウェブ・ブログ閲覧」「ソーシャルメディア書込み」。スマートフォンでは「ソーシャルメディア閲覧」が大きな値を示し、「ソーシャルメディア書込み」が続き、「友達とメール」「ウェブ・ブログ閲覧」「ニュース閲覧」「無料通話アプリやボイスチャット」が続く。

これらの動きを見ると、「一般携帯ではコミュニケーション手法としてメールが主力、スマートフォンではソーシャルメディアがメイン」「画面の大きさや操作のしやすさなどが原因からか、一般携帯では閲覧はしても書込みの利用比率は低く、スマートフォンでは高い」などの動きが見受けられる。また元々非対応の面もあるが、「無料通話アプリやボイスチャット」の利用性向は、機種によって非常に大きな差が出ている。

スマートフォンは高機能だからこそ各サービス・アプリの利用時のハードルも低くなり、より使いやすいことから、多様なサービスを積極的に使っていくことになる。

学校種類別で利用するサービスの違いを見てみよう


次のグラフは所有機種別では無く、回答者の世代=学校種類別に見た、携帯電話(スマートフォンと一般携帯電話双方)によるプライベートでのサービスやアプリの利用性向。上位陣のみを抽出している。


↑ 「スマートフォン」「一般携帯」でほぼ毎日利用するサービス・アプリ(学業・仕事での利用を除く)(携帯電話所有者限定、複数回答、学校種類別、一部)

小学生は携帯電話保有の理由そのものが、多分に防犯的な意味を持つことから、プライベートでの利用が少ないものとなっている。一方で中学生以上になると、利用性向は上昇を見せ、各項目とも回答率は高くなっていく。

中学生で最多利用機能は「友達とメール」。そして「ソーシャルメディア閲覧」が続く。ただしこれは多分に、中学生の保有機種が一般携帯電話がメインなのが大きな要因となっている。高校生になるとスマートフォン保有者も増え、またソーシャルメディアへの興味関心も増す(、さらには保護者からの利用許諾を受ける)ことから、閲覧、そして書込み率も上昇する。大学生にもなると、「ウェブやブログの閲覧」「ニュース閲覧」も増え、携帯電話を介して広範囲にインターネットの世界を楽しむ状況が見受けられる。

ただし社会人になると、「友達とのメール」「ウェブ・ブログ閲覧」は大学生と変わらないものの、ソーシャルメディアの利用、特に書込みは大きく減少する。これは多分に社会人の生活が多忙となり、書込みをする余裕(時間的、精神的)が無くなるからだろう。



一つ目のグラフの項目を読み返せば分かる通り、スマートフォンはインターネットを利用することで、実に多様な機能を持つ万能情報端末となる。それらの機能は特に好奇心の強い若年層にとって、魔法のようにすら見えてくるに違いない(不特定多数とのリアルタイムな対話機能、多種多様なゲーム機能、電話機能、テレビや動画視聴、音楽視聴、読書その他なんでもこなせる)。昨今急速に若年層へスマートフォンの普及が進んでいるのも理解はできる。

とりわけ他人とのコミュニケーション、具体的にはソーシャルメディアやメールの利用では、スマートフォンは著しい効用を発揮する。だが同時に、さまざまなトラブルのきっかけとなっていることも否定できない。分別のある保護者をはじめとした周囲の大人の立場から、適切な啓蒙をすることが求められよう。

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