「スマホゲームアプリ疲れ」体感者、就業者では2割近く

2013/07/17 11:30

養命酒製造では2013年7月10日付で同社公式サイトにて、「夏バテと胃腸不調に関する生活者タイプ別実態調査」の結果を発表している。その内容によれば就業者から成る調査対象母集団では、スマートフォンのゲームアプリ利用による疲れこと「スマホゲームアプリ疲れ」を感じている人は2割近くに達していることが分かった。男女別では女性がわずかに男性を上回り、世代別では男性はあまり差異がないものの、女性では歳上の方がやや多めに見える(【養命酒製造:発表リリース一覧ページ】)。

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スマホゲームアプリ疲れは2割近く


今調査の調査方法や調査対象母集団の構成については先行記事【夏に身体の疲れを覚える就労者9割、女性が男性の2倍以上負担に思う「疲れの原因」とは?】を参照してほしい。

昨今ではスマートフォンの普及に伴い、ソーシャルメディアへの過度な没頭が社会問題化しつつある。それと共に、あるいはそれに類する事象として、スマートフォン上で展開される数々のゲームに夢中になり、心身共にすり減らしてしまう「スマホゲームアプリ疲れ」も見受けられるようになった。

何しろパソコンと違いいつでもどこでも遊べるのに加え、提供されるゲームのプレイスタイルは概して数分単位で楽しめるもの。周囲の目を気にする必要もさほどない。ゲーム機やパソコンでのゲームは見向きもしない人でも、つい息抜きで、すきま時間に……を繰り返していくうちに、言葉通り「病みつき」になる。そのような経験を持つ人も多いはず。

そこで今調査対象母集団に対し、「スマホゲームアプリ疲れ」をどの程度感じているかと聞いたところ、強度の差はあれど2割近く、18.1%の人が実感中であると回答した。


↑ 「スマホゲームアプリ疲れ」をどの程度感じているか

「全く感じない」の回答率が5割前後と高め。これは今調査項目が全体を対象としていること、そしてそもそも論として「スマートフォンを持っていない」「スマホはあるがゲームアプリでは遊んでいない」場合、疲れを感じる機会そのものが無いため、必然的に「全く感じない」となるからに他ならない(今調査では「スマホゲームアプリで遊んでいるか」の設問は無い)。

とはいえ、就業者の2割近くもの人がスマートフォンのゲームアプリのし過ぎで疲れを覚えているという実態に変わりはない。男女別ではやや女性の方が疲労体験者が多く、2割に届いている。ゲームというと男性がメインのイメージがあるが、お気軽に遊べるスマートフォン向けゲームアプリの場合、その一般イメージも通用しないのだろう。

男性は世代間の違いは無し、女性は……?


今件項目を性別・世代別に区分した上で再集計したのが次のグラフ。


↑ 「スマホゲームアプリ疲れ」をどの程度感じているか(男女・世代区分)

男性では世代間の違いはほとんどない。むしろ若年層の方がやや疲労実感者率が高いほど。ところが女性は40代で一部イレギュラーな動きを示すが、概して世代が歳上になるほど疲労体験者が増加する傾向がある。この一因として、上記で触れているが、普段パソコンやゲーム専用機ではゲームに触れた経験が無い人が、スマートフォンではじめてゲームを体験し、つい没頭してしまうというパターンが想定される。

また女性は「全く感じない」層が歳と共に確実に減っているのにも注目したい。「あまり感じない」は「疲れを感じる」としては今件はカウントしていないが、「疲れはゼロでは無い」でもある。多少なりとも疲労、負担を覚える人の割合が、確実に歳を重ねるに連れて増加していることは間違いない。



先日同調査の別項目として記事で取り上げた「ソーシャル(メディア)疲れ」と比べれば、今件の「スマホゲームアプリ疲れ」は回答率が少なめ、特に中堅層以降では低い値となっている。それだけゲームよりもソーシャルメディアの方がハードルは低く、幅広い世代に受け入れられている証でもある。

とはいえ、就業者全体で2割近くの人が「スマホゲームアプリ疲れ」を実感していることには違いない。本来息抜き、趣味趣向の一つであるはずのゲームに没頭し、疲れを覚えてしまうのでは本末転倒。何事もやり過ぎは体に毒であることを重々承知する必要があろう。

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