円安進行の中で法人も売り超しに転じ、海外投資家の買超額微増…海外投資家、5週連続の買い超し(13/07/11)

2013/07/11 16:15

東京証券取引所は2013年7月11日、同所公式サイトにおいて、2013年7月1日から7月5日(7月第1週)の株式の投資部門別売買状況を発表した。それによると該当週に海外投資家が株を売った総額は5兆5764億2489万9000円、それに対し買い総額は6兆0064億88万2200円となり、差し引きで4300億6332万1000円の買い超しとなった。これは先週から続き5週連続の買い超しとなる。法人は売り超しに転じ、個人は売り超しを継続、証券会社も売り超しを継続している(【東証:投資部門別売買状況の発表リリースページ】)。

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7月1日-7月5日の各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……7235億7826万8000円/6610億7824万8000円(6250億0002万0000円売超)
・個人……4兆1277億1873万1000円/3兆8053億1583万6000円(3224億0289万5000円売超)
・海外投資家……5兆5764億2489万9000円/6兆0064億8822万0000円(4300億6345万6000円買超)
・証券会社……3610億3298万1000円/3356億6952万5000円(253億6345万6000円売超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、直近5週間における海外投資家の動向推移は次の通り。

6月3日-7日……1608億2223万9000円買超
6月10日-14日……461億2919万1000円買超
6月17日-21日……487億2109万9000円買超
6月24日-28日……4151億2687万2000円買超
7月1日-5日……4300億6345万6000円買超

該当週の一週間は為替レートが前週から引き続き円安に戻す形となり、日銀短観の堅調さや欧米市場でも良い動きを示したことを受け、全般的には買い基調のまま推移した。ところどころで利益確定売りによる下げは見られたが、先週前半までの雰囲気とは一転し、良い流れの中にあると見て良い。

そして週全体の堅調さを裏付ける形で、海外投資家も大きく買い超し。額面ではわずかな増加でしかないが、他の3部門がすべて売り超しに回る中で買い超し額を積み増し、相場全体をけん引しているようすが見受けられる。

次週掲載分、つまり現在進行週はバーナンキ議長などの発言「資産買入れの縮小の前に、雇用が確実に回復しているとの確信が必要」「インフレ率は低水準で失業率は雇用情勢を誇張している可能性あり。当面は金融緩和政策を維持」を受け、円高ドル安が進行し、これが再び市場に小さからぬ波乱を巻き起こしつつある。

日本での7月21日の参議院選挙も合わせ、これからしばらく相場をかき乱す要素に注意を払いながら、海外投資家の動向を見極める必要があろう。

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